1 NIKKOR 18.5mm f/1.8は開放から極めてシャープなレンズ

SLRGearに、ニコン1用の18.5mm f/1.8のレビューが掲載されています。

Nikon 1 18.5mm f/1.8 Nikkor (Tested)

  • このレンズはF1.8の開放でさえ極めてシャープで、ここからF8に至るまでとてもシャープだ。F11でもごくわずかに解像力が落ちるのみで、最小絞りのF16でもシャープだ。このレンズの解像力は素晴らしい性能だ。
  • 色収差は残念ながら開放付近でいくらか目立つ。幸いなことに、色収差の大部分は隅に限られる。隅ではハイコントラストの部分で色ズレが特に目立つ。
  • 周辺光量落ちは開放では2/3段暗くなる。F2.8に絞ると周辺光量落ちは1/4段を下回り、それより絞ると無視してよい値になる。
  • 歪曲は隅で+0.6%のタル型で、これは画面の隅に被写体があるとかなり目立つ。それ以外の場所では歪曲はそれほど目立たない。
  • AFは非常に速く、そして大変に静かだ。フォーカシングでフィルター枠は回転しない。
  • 鏡筒にはスイッチ類は何もなく、フォーカスリングさえ無い。レンズ前方にあるフォーカスリングのようなものは回転しない。
  • ニコン10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOMと比べると、18.5mmはよりシャープで明るい。歪曲や周辺光量落ち、色収差については同程度だ。
  • ニコン10-30mm f/3.5-5.6 VRと比べると、10-30mmは同じ焦点距離では同じくらいシャープだ。色収差は若干10-30mmが優れている。周辺光量落ちと歪曲は同程度だ。
  • 18.5mm f/1.8は開放から極めてシャープなレンズで、このことだけでも際立ったレンズになっている。安価な価格を考えれば、色収差や周辺光量落ち、歪曲も許容範囲で、バックに入れておく価値があるレンズだ。

 

Blur Indexでは、解像力は明るいレンズにもかかわらず絞り開放から周辺部まで非常に高い値で、この性能なら開放から安心して使えそうですね。サンプルでも絞り開放から十分な画質という印象です。このレンズはあまり場所も取らないので、バックの片隅に入れておけば、様々な場面で活躍してくれそうですね。