DxOMark に、パナソニックLUMIX DMC-G6 のセンサースコアのデータが追加されています。
・Panasonic Lumix DMC-G6 review
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G6 | G5 | GF6 | GX1 | GH3 |
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Overall Score (RAWによる センサーの総合点) |
61 | 61 | 54 | 55 | 71 |
Color Depth (色の再現域と分離) |
21.3 | 21.4 | 20.7 | 20.8 | 22.7 |
Dynamic Range (ダイナミックレンジ) |
11.5 | 11.6 | 10.6 | 10.6 | 12.4 |
Low-Light ISO (DxOの基準で許容できる 最高のISO感度) |
639 | 618 | 622 | 703 | 812 |
- 総合スコア61は一般的に良好な性能だが、m4/3のセンサーではトップレベルではない。G5との比較では、スコアの違いは無視して良いレベルで、G5とG6は同じセンサーを採用していると言って問題ないだろう。
- G6のセンサーは明らかに古いもの(最初にGH2にそして次にG5なに使われたもの)で、ライバルの最新センサーと比べて時代遅れになり始めているが、動画性能に関しては多くの好ましい部分がある。
- G6は十分に好ましいモデルだが、パナソニックはオリンパスやソニーと競うには、より新しく高性能なセンサーを採用する必要があるだろう。
G6のスコアはG5とほぼ同じスコアなので、G6とG5は同一のセンサーを採用ししていると見てよさそうですね。最近はあまりセンサーに改善が見られないようですが、パナソニックは有機CMOSやマイクロ分光素子の開発を発表しているので、これらの技術を採用した次世代センサーでの飛躍に期待したいところです。
その熊、凶暴につき
お金がないのでセンサーを新開発できないのでは?
RGVΓ
先日底値(在庫処分)のG5を購入しました。センサーはG6と同じとのことですがG6だと同じコントラストAFなのにC-AFで連写5コマ/秒が可能になっていて凄いと思いました。コントラストAFを極める方向性も有りだと思いました。この機能(C-AF連写5コマ)が次に出てくるGX7にも載せてくれると最高だと思います。
Matchan
エンジンは進化しているのに、RAWではごまかしきれないので、大幅に改善されることが見込まれる新型センサーを早く出して欲しいですね。
slow
まあ大体言われていた通りの結果ですね。
価格で「画質が良くなった。ダイナミックレンジが広がった」て言ってるのは、JPEGの比較なんだろうと思ってましたが案の定。
ろい
やはり噂通りGH2センサー(G5と同じ)でしたね。
マルチアスペクトを封印したのは残念ですが、G5より一段上のGH2に近い位置付けになったように思えます。
GH2からの置き換えとしては、G6は丁度良いように思えます。
惜しむらくは、GH2よりも一部機能封印していることですね。GH2mkⅡを出してほしかった。
服部
GH3と同じくらいかと思ってたのに・・ガッカリ・・。
オクラホマ・スタンピート
G5よりも画質が良くなったと言う評判を全否定するような数値ですね。
ソニー製造のセンサーとこれだけ差があると、次世代まで待った方が吉、
とかになりそうです。
新14-140とのキットが割安なので、キットで買って本体をオークションで売る、
と言う人が結構いますが、この数値を見るとわかる気もします。
でもEVFはGH3よりも格段に見やすいので、惜しいところですね。
daipa
パナのGシリーズ機はすべて購入してきましたが、G6はどうも気に入りません。パナ機のよさは軽量小型、高画質と思っているので、最近のモデルチェンジはどうもしっくりきません。
(ここでは関係無いのですが)さらには、レンズの日本品質を強調しているわりには、高級レンズは中国製(別に中国製が悪いとは言ってはおりません)だし、どうもパナの動向に違和感を感じ初めています。
早く、新しい富士フィルムとの共同開発のセンサーを製品化して欲しいところです。
F
良い所もありますが、横一線ですね。
まだGX1の方が勝ってる部分もありますね。
ソニーは強いですね。
オリンパスも乗りかえしてから私も興味を持つようになりました。
頑張れパナソニック!
モモちゃん
Gシリーズの立ち位置、売り方からして、スチルより動画での好ましい部分をウリにしているのでしょうね。
新しいセンサーはGX1後継機のほうが先でしょうね。
GH3のセンサーがGシリーズに降りてくるのはGH5?が出る頃かな。(4は忌み数で飛ばすとして)
ねす
OM-Dにまだ届かないのか
zikuuo
やはり動画専用機として捉えないと不満が出そうですね。
しかし、動画でGH3並みのダイナミックレンジを出してくれれば素晴らしいカメラだと思います。
rr3
ソニーのセンサーを使わないのか使えないのか分からないけど、こうも明確に差がついちゃうと辛い。GX1後継機に新型センサーは間に合うのか?
夏の氷河
ちょっと残念ですね。
吐き出した画の評判はわりと良いですが、これは処理エンジンの進歩ですね。
武
GH2の動画では余計な処理してDR落としてたから
その処理してなければ多少改善されるだろうね
GH3のDRまでは到達できないけど
d2
うーん。
ハイエンド1機種のみ他社センサーで、他は性能の劣る自社製ですか?
噂のボディ内手振れ補正機が出たとしても、同じセンサーなら買わないかな。
2CF2E
マルチアスペクト復活ってだけで、高感度の弱さを帳消しにする程魅力的なんですけどね個人的には。性能的には新型に敵わないのに、なぜアピールポイントを潰すのか、理解に苦しみます。
ケットシー
センサーでカメラを選ぶかと問われたら選びませんね。NEXを買う気にならないし。やはりレンズでルミックス選んでしまいます。
ヨンデル
EOS kissの現行型と比べたらほぼ同等スコアですね。フォーサーズ出始めのころと比べたらよくここまで追いついてきたなという印象もあります。
ゆら
DXOでみるかぎりキャノン並みのセンサーを作る技術はあるわけですし、今回のG6の画像エンジンの向上により高感度でも使えるカメラになったわけですので、わざわざ高いお金を出してソニーセンサーを積む必要もないと思います。
またソニーセンサーになったとたんEXテレコンが使えないでは話になりません。
DXOのスコアはあくまで低感度でのスコアですので、高感度になったときは画像センサーの優劣のほうがセンサースコアより重要であることをG6は示しているように感じます。
loveEOS
スコアでみると、最新機種がGH3を除いてGH1より劣るのはなぜなのでしょうか?
hi-low
> loveEOS さん
画素単位での性能は、GH1とGH3がほぼ同じで、G5/6がわずかに落ちます。DxOMarkのスコアは、画素数が多いことでGH3がGH1を上回りましたが、G5/6では性能の低下分を画素数で補えずGH1を下回っているのでしょう。
ロコール
スクリーンを見たらGH1からGH3、そしてG6、同じ様な感じですね。
パナです
RAW画質は同じままとは、G6は(それにGF6も)ボディ自体はなかなか魅力的なだけに何とも残念です。
また、画像処理エンジンが改良されたということですが、現像ソフトにはきちんと反映されているのでしょうか。そうでなければ私にとってはあまり意味がありません。
やはり早く新しいセンサーを使ってほしいところです。
にゃむ
RAWに限れば、GH1は縞ノイズがスコアに出ない弱点だった
G5も感度上げるとLX7と似たような茶色の帯ノイズが気になった
総合すると、パナの16Mセンサーは色の力強さがないように感じるため、今回はP5を選ぶと思います
なお、(特にオリンパスでは)DxO Optics ProとLightroom 5 では結構違う絵になりますので、パーフリ連呼している人は違うソフトを使ってみるのもいいかもしれませんね
hi-low
> αxi さん
Rawデータはデモザイクされていませんよ。
センサーからの出力がRawデータですが、センサー回路内アンプゲインの正規化や最低限のノイズリダクションはオンチップ処理されているはずなので、本当の生データとも言いづらいですね。
ソニーのセンサーは、そのあたりの処理が上手いのでしょう。
slow
ただ、GH-3のセンサーと比較して数字的に「悪い」ってだけで、十分画質は良いですよG6。
名無しさん
Panasonicは動画性能が素晴らしいので
動画時のスコアも計測してくれるサイトが有るといいんだけどな
匿名
確かにGH3搭載のセンサーとかなり差がありますから画像エンジン云々は余り関係なさそうですよね。
センサー出力の時点でかなり差があると考えるのが妥当です。
hamuro
オリンパスがE-M5のセンサーを格安なE-PM2に載せたので、
パナもやってくれるかと思ったけど、そうはいかなかったみたいですね。
まあ、オリみたいに上から下まで同じセンサーで、
写りに関してはみんなほぼ同じになってるのも特殊だと思いますが。
くくり
h-low さん
センサーからのデータはRAWデータであっても、必ず何らかの処理を経て出力されると思います。
ご指摘の点は、画像エンジンがデータを処理する過程の全てを指すのか、それとも特定の処理プロセスを指すのか、要は定義の問題であって、完全な生データを外部に直接出力する機能は無いと考えるのが妥当でしょう。
カメラを分解して、センサーに直接電極を取り付けてテストするなら別ですが、無加工のデータにアクセスするのは、一般的は困難だと思います。
たろ
DxOMarkのスコアについてはよく批判されますが、DxOMarkが何を測定しているのか理解しないままの批判が多いように思います。
簡単に言って、DxOMarkは画像の出力の「ゆらぎ」を測っています。ゆらぎとは「本来あるべき色からのずれ」のようなニュアンスです。
具体的に言えば、もし理想的なカメラであれば、均一な赤い壁を均一なライトの下で撮影すれば、画像データは同じ色(例えば、(R,G,B)=(200,0,0)など)で埋まるはずです。ところが現実のカメラはそうはならず、画素ごとに少しずつ色がゆらぎます(例えばある画素では(R,G,B)=(201,0,1)になり、別の画素では(R,G,B)=(198,1,2)になるなど)。テストごとにさまざまに条件を変えて、この「ゆらぎ」を測定しているのがDxOMarkです。
まず「Color Depth」ではカラーサンプルを撮影し、各色のゆらぎを測定しています。例えばゆらぎが2bitあれば、いくらRAW画像が14bitといっても、2bit分はないも同じなわけです。これが測定値のbitの意味です。「Dynamic Range」ではグレーや黒などの暗画像を撮影し、そのゆらぎを測定します。どのセンサーもゼロレベルでのノイズ(=ゆらぎ)は完全には排除しきれないため、画像が暗くなればなるほど相対的にゆらぎの影響が大きくなっていきます。これがある基準値を超えたところをDRの限界としてDRの数値を出しています。「Low-light ISO」では、各ISOでのゆらぎを測定し、ある水準以上のゆらぎが生じる限界のISOを算出します。そして、各々の測定値は画素数を考慮した数値に補正されます(画素数に応じたボーナス点を追加します)。画像を縮小すればゆらぎは平均化されて減少しますので、これは合理的な処理です。
ゆらぎが目視でわかるくらいに大きくなれば、ユーザーに「ノイズ」として認識されるわけですが、そうでなくとも、例えばプラスマイナス5の揺らぎがあるカメラでは、それ以下の精緻な諧調を持つ被写体は表現できないわけですので、ゆらぎを測定することには意味があります。また、現像の過程で画像の明るさを上げればゆらぎは増幅されますから、見えないレベルのゆらぎも見えてきます。
一方で、DxOMarkに現れない性能があることもわかります。例えば解像性能はまったく評価されません。また、スキントーンなどの色調が自然かどうかも直接的にはスコアには現れません。ただし、色のゆらぎ(=あるべき色からのずれ)が多いカメラでいくらスキントーンがいいといっても意味は半減するわけで、その点でやはりDxOMarkのスコアがいいカメラは信頼に足りるといってよいと思います。
なお、明らかにRAW画像を平滑化すればスコアは上がりますが、これに対してDxOMarkでは、平滑化の痕跡を検出してテスト結果とともに公開しています。いくつかのカメラで、実際に平滑化の痕跡が発見されています(キヤノン1D X、ニコンV1、ペンタックスK-5 IIなど)。ただしこれまでのところ、いずれの機種も高ISO領域に限定された平滑化で、スコアには影響していません。
また、DxOMarkのサイトには、「測定はデモザイク前のRAW画像に対して行っている」と記載されています。デモザイクというのは、RGBBの各画素のセンサー出力からカラーのピクセルを再構築する処理で、通常RAW現像の一番最初に行われます。これより前ですから、つまり一切処理をしていないということです。「DxOMarkの現像エンジンとの相性」云々を言われる方もいますが、上記のDxOMarkの測定内容も考え合わせると、率直に言って相性うんぬんの話は眉唾ものです。また、RAW画像での評価では本当の意味でのセンサー性能ではないという指摘もときどき聞かれますが、ユーザーが入手できる一番生のデータがRAW画像なわけで、それ以前のデータを評価しても実用性はないと思います。
長々と書きましたが、DxOMarkが測定しているものを理解したうえで、ユーザーは賢く判断すればよいと思います。個人的には、信仰めいた主観的評価が幅を利かせがちなカメラの世界で、数少ない客観的指標として高く評価していますが、もちろん自分の主観を優先するのもユーザーの自由だと思います。
くくり
車を実際に走らせて選ぶのか、エンジンスペックで選ぶのか、そんな議論のように思えます。更にシャシーダイナモでの計測値をエンジンダイナモでの計測値と取り違えてる人も多いから、たろさんの解説は参考になります。
名無しさん
改めて見ていて気が付いたのですが
DxOMarkのスコアにおいてはPanasonicのG5&G6のセンサーは
CanonのX7&X7iのセンサーよりもダイナミックレンジが広いようですね。
lionskings
カメラの性能の数多い評価基準の一つが静止画の画質で、
画質を左右する要素は、
センサー、画像処理エンジン、レンズ、撮影技術、気象状況
・・・とあり、
RAW現像をする方は相当に少数で、高度な技術を有していないとJPEG撮って出しに勝る画像を生成できない現状があり、
極めて多くの方がJPEG撮って出しで写真を楽しんでいるのが現実であるのに、
センサー性能の重要な要素の解像度等はテスト対象外にしている、
あるひとつの現像ソフトウエア会社が実施しているテストですから、
単なる一つの参考とするもので、目くじらを立てたり、テスト内容を吟味したりする必要のあるようなもではないと考えています。
ロコール
RAW画像についてAdobeは、こう記載してますね
http://wwwimages.adobe.com/www.adobe.com/jp/products/photoshop/pdfs/understanding_dc.pdf
T.K
たろさんが時間を割いて説明して下さった内容で理解するのが正解でしょう。
客観的にセンサー性能を測定していのがDxO mark senserです。
市川ソフトラボラトリー(SILKYPIX)も同じようなデータを持っているはずですが、メーカーから反感を買うので公表出来ないでしょう。
私共からすると有難い限りですですね。
Renaissance
>客観的にセンサー性能を測定していのがDxO mark senserです。
「センサー性能」ではなく「RAWファイルの品質」を数多いパラメータの中のいくつかの尺度で数値化したスコアですね。
当然、違う現像ソフトを使えば結果は変わります。
(良くなるか悪くなるかは別として)
必ずしも写真の品質に直結しないのは、他の方が仰っている通りですね。
まともな技術屋さんならこのような方法で「センサースコア」と称して公表するのは間違い(と言うかミスリードに近い)であると気付くでしょう。
混同されている方が非常に多いので、一応。