ソニーのDSC-RX10 と DSC-R1の比較レビューが掲載

ePHOTOzine に、ソニーのDSC-RX10 と2005年に登場したDSC-R1 の比較レビューが掲載されています。

Sony Cyber-shot RX10 Vs Sony Cyber-shot R1 Comparison Review

  • ソニーはRX10で大型センサー(1インチ20MP、裏面照射)のブリッジカメラを導入したが、ソニーの大型センサーのブリッジカメラはこれが初めてではなく、ソニーは2005年に10MP APS-CセンサーのCyber-shot R1を発売している。
  • レンズはRX10が8.3倍の光学ズーム、R1が5倍の光学ズームで、どちらのカメラも換算24mmスタートのツァイスVario-Sonnar T* ブランドのレンズだ。R1はマニュアルズームで、一方RX10は電動ズームだ。EVFはRX10は144万ドット、R1は23.5万ドット。
  • 重さはR1が995グラム、RX10が755グラムで、RX10が顕著に軽いが、他のコンパクトと比べればそれでもなおRX10は極めて重い。大きさは、 R1が139.4x97.7x156mm 、RX10が129x88.1x102.2mmで、RX10の方がずっと小さい。
  • 双方のカメラで一致する最低の感度はISO200、最高の感度はISO3200なので、これらの感度で比較をした(※元記事にサンプルがあります)。R1はより大きなセンサーを採用しているが、技術と画像処理の進歩で、RX10がずっとクリーンで高解像度で、低ノイズの画像だ。
  • R1はJPEGでは、ISO1600とISO3200は使いたくないと思うかもしれないが、RAWで撮影して、Photoshop CS6(ACR RC8.2)のような最新のソフトで現像すれば、旧型のR1からJPEGよりもずっと良好な結果を得ることができる。JPEGが優秀な現代のカメラと異なり、旧型のカメラでは最良の結果を得るためにはRAWが有用だ。
  • 2005年に登場したR1は、動画機能さえ無く、RX10と比べるととても時代遅れのように見えるかもしれないが、それでもなお、この旧型のカメラから良好な画像を得ることは可能だ。RAW現像の進歩のおかげで、R1はISO3200の最高感度でさえ使いものになる。しかしながら、多くの人にとっては、最近のデジタルカメラの利点(RX10の10コマ/秒の連写や素晴らしいJPEG出力、フルHD動画、高解像度センサーのような)が、好ましいものだろう。

 

DSC-R1は9年も前のカメラですが、APS-Cセンサーとツァイスブランドのレンズの組み合わせだけあって、低感度は今見ても結構高画質という印象です。高感度は、JPEG撮って出しではRX10の方がずっと優秀のようですが、RAWで処理するとR1も十分使える画質になるようなので、手間さえかければR1は今でも使い物になりそうですね。