ソニーが海外で4K動画対応の「α7S」を正式発表

ソニーが海外で、新型の12MPフルサイズセンサーを採用する「α7S」を正式に発表しました。

Sony announces Alpha 7S full frame mirrorless with 4:2:2 4k video output 

  • ソニーは、スチルと動画の双方のために設計された12MPフルサイズミラーレスカメラα7Sを発表した。このカメラはセンサー全体から、8-bit 4:2:2 4K動画をHDMI経由で最大30pで、ラインスキッピングやピクセルビニングを必要とせずに、読み出すことができる。
  • α7やα7Rと異なり、最新のα7SではAVCHD規格が強制されず、最大ビットレート50MbpsのXAVC S も提供されている。
  • α7Sは内部で4:2:0クロマサブサンプリングの最大1080/60pの録画に対応する。それ以上高いクオリティの動画は、HDMI出力でのみ可能になる。動画を低ビットレートの720pとXAVCS1080pの両方で同時に録画するデュアル録画機能も搭載されている。
  • α7Sの「S」は感度(sensitivity)を意味している。動画ではISO範囲は200-102400で、409600まで拡張できる。スチルではISO100-102400で、拡張ではISO50-409600になる。ソニーは、このカメラは大きなピクセルによって、スチルカメラマンに、良好なダイナミックレンジ、グラデーション、色再現を提供すると述べている。
  • ソニーは動画に焦点を合わせた28-135mm F5(※F4の間違いのようです)のパワーズームレンズの開発も発表している。価格と発売時期はまだ明らかにされていない。
  • α7Sのスペック

    - ボディはマグネシウム合金
    - 12MPフルサイズCMOSセンサー
    - 画像処理エンジンはBIONZ X
    - ISO100-102400(拡張で50-409600)
    - モニタはチルト可能な3インチ123万ドット
    - EVFは235.9万ドット、倍率0.71倍、視野率100%
    - シャッターは30秒-1/8000秒
    - 動画はXAVC S 1080 60p(50Mbps)、AVCHD 60p(28Mbps)
    - ヘッドホン、マイク端子、オプションでXLRに対応
    - メディアはSD/SDHC/SDXCとメモリースティックDuo/Pro Duo/Pro-HG Duo
    - HDMI(micro-HDMI端子)は4:2:2 8bit 4Kまたは1080動画出力
    - Wi-Fi内蔵、NFC
    - 大きさ127x94x48mm、重さ489g(バッテリー含む)

 

ここ数日話題になっていたソニーのα7Sが海外で正式発表されました。スペックは海外で噂されていた通りで、新開発の12MPのフルサイズセンサーが採用され、4K動画に対応しています。4K動画がカメラ内で録画できないのは少々残念ですが、これはボディのコンパクトさをキープするためということなので、仕方がないのかもしれませんね。

α7Sには最新の低画素フルサイズセンサーが採用され、高感度に非常に強く、ダイナミックレンジや階調、色再現にも優れているということなので、スチルメインのユーザーも注目ですね。

[追記] ソニー公式サイト(英文)にも「α7S」が掲載されました。