DxOMarkにソニー FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS のスコアが掲載

DxOMark に、ソニーFE28-70mm F3.5-5.6 OSS (SEL2870)のスコアとレビューが掲載されています。

Sony FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS: Serious contender to the Zeiss? 

    FE28-70F3.5-5.6 
(α7R) 
 FE24-70F4 
(α7R) 
 N24-85f/3.5-4.5VR 
(D800) 
 Tam28-75F2.8 
(D800) 
DxOMarkスコア 22 25 22 23
解像力 16P-Mpix 15P-Mpix 13P-Mpix 13P-Mpix
透過 4.9T 4.4T 4.5T 3.3T
歪曲 0.8% 1% 0.8% 0.3%
周辺光量落ち -1.5EV -1.7EV -1.6EV -1.3EV
色収差 10μm 9μm 12μm 11μm

  • FE28-70は22の立派なスコアで、これはこの種のレンズでは期待通りの数値だ。解像力の16P-Mpixは少し低目で、最大36P-Mpixのポテンシャルがあるカメラ(α7R)でのテストとしてはいくらか残念だ。色収差は、ほどほどの開放F値とEDレンズのおかげで、まずまず低いレベルに抑えられている。歪曲と周辺光量落ちは共に低いレベルで、許容範囲内だ。
  • ツァイスT*24-70mm F4 との比較では、28-70mmがピークの解像力で若干優っているが、差は実際には取るに足らないレベルだ。しかし、ツァイスは、開放付近の画面全体の均一性がズーム全域でずっと優れている。28-70mmは、限られた焦点距離と絞り値で中央の鮮鋭度が非常に高く、これが解像力のスコアが伸びている理由となっている。
  • エンスーはツァイスに直行するだろうが、予算が限られている人は28-70mmに不足は感じないだろう。このレンズには、いくつか欠点があり、特に開放付近の均一性でツァイス24-70mmに遅れを取っているが、ソニー28-70mmは全体的に善戦しており、価格もそれほど高くはない。

 

表にあるニコン24-85mmとタムロン28-75mm は、同じ36MP機でもテスト機が異なるので参考程度に見ておいた方がいいと思います。

ソニーのFE28-70mmは、ピークの解像力、歪曲、周辺光量落ちがツァイス24-70mmよりも若干良好で、価格を考えるとDxOでは健闘しているという印象です。ただ、全体的な性能では、やはり高価なツァイス24-70mmが一枚上手なようですね。

[追記] DxOの信憑性やデータの見方などDxO自身に関するコメントはDxO全般の記事でお願いいたします。