DxOMarkにD800とD800Eによるレンズスコアの比較記事が掲載

DxOMark に、ニコンD800Eによるレンズのスコアが追加されており、D800とD800Eによる解像力のスコアの比較が掲載されています。

Best lenses for the Nikon D800E: The sharpest full-frame camera ever measured?

  • ニコンD800Eによる広範囲に渡るレンズのテストでは、当然のことながらD800よりも解像力が高くなっているが、これは使用するレンズに大きく依存する。
  • D800とD800Eの解像力の違いは最大で30%で、例えば、ツァイスApo Sonnar T*2/135 はD800では28P-Mpixだが、D800Eでは最大の解像力(36P-Mpix)に達している。これはピークの性能で、解像力は画面上の位置や絞り値によって変化するが、D800EがD800よりもずっと多くのディテールを得ることができるのは間違いない。
  • 興味深いのは、レンズごとの(D800とD800Eの)差がどのくらいあるかということで、D800EではツァイスApo Sonnar T*2/135が最もシャープなレンズだが、意外なことにD800で一番シャープなのはツァイスOtus1.4/55で、D800Eとは一致しない。OtusではD800とD800Eの違いはわずか15%で、これはニコンの200mm f/2 VR II にも同じことが言える。大きな差が見られたのは、評判の良いシグマ35mm F1.4とニコン85mm f/1.4G、70-200mm f/4G VR 、28mm f/1.8Gだ。

 

DxOのレンズのテスト機にニコンD800Eが追加されました。D800Eのスコアはローパスをキャンセルしている分だけ、D800よりも若干高いスコアになると予想していましたが、これほど大きな差がつくとは思いませんでした。DxOによるレンズのテストでは、ローパスの有無が解像力のスコアに強烈に効いてくるようですね。 

[追記] DxOの信憑性やデータの見方などDxO自身に関するコメントはDxO全般の記事でお願いいたします。

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