・Nikon 20mm f/1.8G ED -- Initial Impressions
- テストチャートでは開放では等倍で見ると若干ソフトだが、最小限のシャープネス処理をすると、非常にシャープになる。隅でさえ、開放で非常に良好な性能だ。このチャートで多くのニコンのレンズをテストしているが、20mm f/1.8Gはこれまでみたどのレンズにも劣らない。適用したシャープはLightroomで25%、半径0.5、ディテール50%でわずかな効果だ。
- 天体撮影にはコマ収差が大きいレンズは向かないが、天体用に使用されている他の一級品のレンズ群と比較しても、20mm f/1.8Gは開放からとても良好で、コマ収差はごくわずかだ。
- 一般的な用途では、20mm f/1.8G は、信じられないほどシャープだ。ACRのレンズプロファイルはまだ無いので、歪曲や周辺光量落ちの補正はしていない。
- 他のニコンの1.8Gのレンズシリーズと同じように、20mm f/1.8G は素晴らしい性能だ。歪曲と周辺光量落ちは若干見られるが、このクラスでは想定の範囲内だ。このレンズは画質は素晴らしく、価値に見合った価格で、軽量コンパクトだ。天体撮影での良好な結果もこのレンズの魅力を増している。私はこのレンズがすごく売れると信じている。
チャートの等倍切り出し画像を見る限りでは、20mm f/1.8Gは、明るい超広角レンズにもかからわず、開放から周辺部までとてもシャープなレンズですね。自由作例のサンプルは縮小画像なので、画質はよくわかりませんが、レビュアーの評価は非常に高いようなので期待できそうです。
また、このレンズはコマ収差が少なく天体向きということなので、天体撮影用の超広角レンズを探していた方には朗報ですね。
ken2
星空向きだと思ったんですが…。
星空の作例を見せてもらいましたが、f2.8まで絞れば使えます。でもそれより開放よりだと、サジタルコマフレアと周辺減光が改善されません。
ニコンなら、AF-S14-24/2.8Gの開放と描写が変わらないので、このズームを持ってる人には、あまり美味しいレンズではないです。
それでも、小型軽量の超広角ですし、その分野なら十分お買い得感のあるレンズだと思います。
KJ
超広角レンズで近接撮影で画面いっぱいにテストチャートを写してもあまり意味がないような気もしますが、自由作例の方はなかなか見応えありますね。 絞り開放で建物を撮ったカットなど四隅までキッチリしている一方で遠方はボケていて、20mm であることを忘れそうになります。
コマ収差ですが、かなり優秀だと思います。 別の星空の作品 (開放近辺のみでしたが) を見ると、天体用としてはおそらく F2.8 で実用レベル (人によっては開放でも実用レベルと思えるかも)、F4 なら完璧でしょう。 印象としては AF-S 35mm f/1.8G ED より優秀に感じます。 出目金でもない 20mm ですから驚きです。
歪曲は KenRockwell 氏のデータでは若干あるようですが、距離による量の変化は比較的小さいようです。
一連の F1.8 シリーズの中では最もインパクトのあるレンズだと思います。 コスパ的には既に神レンズでしょう (笑)。
特に流星キャッチ用としては最強 (確率を求めないなら普通の広角の方がいいと思いますが)、一般用としても F1.8 というのは面白いですし、画質優先で 14-24mm を我慢して持ち歩いている人にも気になる1本じゃないでしょうか。
clou
旧20mm F2.8DがFXデジでは不満で待っていた人(私も含めて)には朗報。
勿論、すでに購入済。
ヨッシー
私には、F1.8の明るさは必要ありません。
20mm、28mm共、F2.8でいいので、小型軽量で、半額の広角レンズを出して欲しいです。
TH
ニコンのF1.8にハズレ無しですね。
infoget
Distagon21㎜とは悩ましい比較です。
あちらも開放から周辺までほぼ全開の解像感を出しますし、ただサジタルコマは開放では確実に出るのと周辺減光(これは補正できるので大して問題にはしていませんが)はあります。
後は圧倒的に質感、所有満足感、製品信頼感の違いが(笑)・・・
ニコンのF1.8シリーズは確かに良いんですけどね。
Limonade
また悩ましいレンズが出てきましたね。
私は風景でのこの焦点域は Distagon 21mm を使っています。
D800 の高解像度も余裕でこなしてくれます。隅々までくっきりです。
でもこのレンズも負けていなさそうですね。おまけに 355gですか。
かたや 600g。風景はほとんど 三脚+ライブヴューだから、
AFかMFかは問題ではないですが、
それにしてもこの軽さ(笑)Nikonもがんばりましたね。
Distagon を持ってなければ飛びついていました。
Limonade
連投、失礼します。infoget さんが、期せずして、
私と同じ「悩ましい」という言葉を使っているので、
ついまた書き込みたくなりました。
infoget さんが言う「所有満足感」、良く分かります。
私は Distagon 2/28 と Nikon の28mm1.8G を両方使っていますが、
まさにそれを感じます。風景の、特に遠景は Distagon の方が良い。
でも街中スナップなんかは AF であることも含めて 1.8G が最良です。
この両レンズも、もし私が共に所有したら、同じようなことになるのかな?
がわ.com
20mm 1.8Gは興味がありますが、星空撮影で開放で撮らない限り、14-24mmと所持していると躊躇してしまう状況です。
ちょっとしたところを14-24mmならズームでカバーできてしまうところがなおさら躊躇してしまうところでしょうか。
24mm 1.4Gも持っているので、少しの画角を我慢すれば…とも思ってしまいます。
20mm 1.8Gですと、フィルターが付けられる、小型軽量、割りとリーズナブルというところは他の方の仰るとおり魅力的です。
14-24mmには恩恵を受けたのは間違いありませんが、
重い、でかい、それ以上にあの出目金っぷりと…、
ヒヤヒヤし、高かったなぁ…という想いはずっとあります。
やまろ
F2.8D所有者としては、やっと後継が出て、しかもこの性能と明るさで実売10万円しないのですから、検討せずにはいられません。
今年買ったAF-S 16-35は、シャープネスがもう一歩ですし、かと言ってAF-S 14-24は自分には使い勝手の悪い焦点距離と大きさだったので、F2.8D下取りに出して買い換えたいです。
それにしても、Nikonのf/1.8シリーズは本当にコスパが高くて最高ですね。
infoget
Limonadeさん
所有満足感は実は性能より大事だったりしますからね。
こだわりの焦点距離なら2つ持ちは有りですね。
さすがにDistagon21㎜売ってこっちに鞍替えは後で後悔しそう。
あともう一つ悩ましいのは、この頃の単焦点はSIGMA製品が出ないことにはまた買い替えが発生しそうでなかなか即決が難しいという点もあったりします(笑)
確か24㎜の噂があったような。