ニコンの16年3月期はデジタルカメラや交換レンズの販売数が約1割減

日経新聞に、ニコンの2016年3月期の業績見通しに関するニュースが掲載されています。

ニコンの16年3月期、営業益3割減 カメラ販売不振

  • ニコンは14日、2016年3月期の連結営業利益が300億円になるとの見通しを発表した。前期比31%減で、約500億円だった市場予想平均を大きく下回る。
  • レンズ交換式デジタルカメラや交換用レンズの販売数がそれぞれ1割弱減る一方、研究開発や販売網の整備のための投資は前期並みの水準を続けるのが響く。
  • カメラを含む映像事業は10%減の5250億円の見通しだ。欧州や中国の景気減速などでレンズ交換式カメラの販売台数は8%減の425万台、交換用レンズは9%減の610万本を計画する。コンパクトデジタルカメラは2割強減る見通し。
  • 好採算のカメラ事業の売り上げ構成比率が低下し大幅減益につながる。同事業の営業利益は33%減の380億円となり、2.4倍の200億円を見込む精機事業の利益で補えない。営業利益は10年3月期に赤字に転落して以来の低水準となる。

 

以前に、キヤノンがデジタルカメラの低迷等の理由で2015年1-3月期の連結営業利益が15%減という記事が日経に掲載されましたが、ニコンも同様にデジタルカメラの販売が振るわないようですね。

以前はスマートフォンの影響で、低価格なコンパクトカメラが売れないという話がよく出ていましたが、最近はレンズ交換式カメラや交換レンズの販売も落ち込んでいるのが気になるところです。