DxOMarkにパナソニック25mm F1.7のスコアが掲載

DxOMark に、パナソニックの標準単焦点レンズ「LUMIX G 25mm F1.7 ASPH.」のスコアとレビューが掲載されています。

Panasonic LUMIX G 25mm F1.7 ASPH Micro-Four-Thirds mount lens review 

 テスト機はE-M1  Panasonic 
25mm F1.7   
Panasonic 
25mm F1.4   
Panasonic 
20mm F1.7II   
DxOMarkスコア 20 24 21
解像力 7P-Mpix 11P-Mpix 10P-Mpix
透過 2T 1.7T 2.1T
歪曲 1.2% 1.6% 1.6%
周辺光量落ち -1.4EV -1.2EV -1.9EV
色収差 19μm 14μm 7μm

  • 25mm F1.7のDxOMarkのスコアは20、ピークの解像力は7P-Mpixで、しっかりとした性能だ。しかし、均一性はとても良好ではあるものの、解像力はおしなべて低い。
  • 歪曲は、この種のレンズとしては予想よりやや大きいが、後処理での修正は容易で、ボディ内でも補正される。周辺光量落ちは最大で-1.4EVの低い値ではあるものの、実際にはとても目立つ。色収差は比較的大きな値だが、自動補正で目立たなくなるだろう。透過は比較的良好な値だ。
  • LEICA 25mm F1.4 との比較では、25mm F1.7の解像力は目立って低いレベルで、そして色収差も高い値だ。
  • 開放では25mm F1.7は、20mm F1.7II よりも中央の高画質な部分が大きい。LEICA 25mm F1.4 は開放のF1.4で、25mm F1.7の開放と同等の解像力だ。これはLEICA 25mm F1.4 が高価な理由の一つで、3本の中で、ハイエンドの25mm F1.4がベストであることに疑いの余地はない。
  • 25mm F1.7は、F2では素晴らしい均一性になり、F2.8からF8では隅々までシャープになる。20mm F1.7II と比べると、絞った時には、25mm F1.7 は均一性では優れているが、中央の解像力と色収差では及ばない。自動補正で改善されるかもしれないが、25mm F1.7は解像力が低いのが少々残念だ。
  • このレンズは良好な性能だが、それほど際立ったものではなく、いくらか妥協した部分(最も目立つのは解像力)がある。経験豊かな人は解像力が全てでないことは分かっているとはいえ、いくらか後退しているように感じられる。それでも、このレンズは、キットレンズからのアップグレード用のレンズとして、魅力的な選択肢だ。

 

25mm F1.7は隅までの画質の均一性は高いようですが、解像力は全体的に少々低目のようですね。とは言え、安価な価格にもかかわらず総合スコアは20の大台に載っており、キットズーム(スコアは13~15)と比べれば別次元の画質が味わえそうです。

なお、直接のライバルとなりそうなオリンパスの25mm F1.8 は、残念ながらまだDxOMarkのデータが無いようです。