シグマは将来DNシリーズのレンズラインアップを拡張する

LENSVIDに、シグマの山木和人社長のインタビュー動画が掲載されています。

Sigma CEO Interview in Photokina 2016

  • (Eマウントのレンズラインナップを拡張するつもりはあるのか?)ミラーレスカメラは、様々な国で既に多くのシェアを獲得しているので、将来、DNシリーズのレンズラインナップを拡張するつもりだ。
  • (Eマウントのマクロレンズを造るのはどうか?)それぞれのカテゴリごとにレンズをフルラインナップするのが我々の計画なので、将来、恐らくマクロレンズもその中に含まれるだろう。
  • (ソニーのAPS-C用のキットレンズ16-50はそれほど高性能なレンズではないが、このキットレンズの代わりになるような小さくハイクオリティなズームを作る予定は?)そのようなレンズに挑戦するのは面白いかもしれないが、画質とレンズのサイズはトレードオフなので、画質を良くすると大きく重くなってしまう。
  • (FEレンズを計画していると他のインタビューで述べていたが?)我々はFEレンズの計画はしているが、詳細は言えない。
  • (シグマのカメラの市場は小さいが、カメラを造り続ける理由は?)3つ理由があり、1つ目の理由は、カメラの画像生成のプロセスを知ることが、よいレンズの開発に役立つからだ。2つ目の理由は、エンジニアの情熱で、我々のエンジニアはカメラの開発が大好きだ。3つ目の理由は、カメラメーカーになることは、シグマの創業者である私の父の夢だったからだ。
  • (ニコンのPFレンズやキヤノンのDOレンズのようなレンズを開発を考えているか?)素晴らしい技術で、我々も開発しなけらばならないと思っているが、そのようなレンズは価格が非常に高く、ボケ味などのいくつかの欠点もある。将来はそれらの問題は解決できるだろう。将来、(PFやDOのようなレンズを)開発する可能性はある。
  • (カメラ産業は売上が減少して厳しい状況にあるが?)CIPAによるとマーケットは2012年と比べて40%縮小しているが、シグマはここ4年で25-30%伸ばしている。市場の厳しい状況は恐らく来年も続くと思うが、このような環境を乗り越えるために、ハイクオリティで革新的な製品を造っていきたい。

ミラーレス用のDNシリーズのレンズラインナップが拡張されるのはどうやら間違いなさそうなので、Eマウントやm4/3マウント用の新レンズの登場は期待してもよさそうです。

フルサイズ用のEマウントレンズ(FEレンズ)に関しては、以前の海外のインタビューと同じ回答で、詳細は分かりませんが計画は間違いなくあるようですね。