2017年のデジタルカメラの出荷見通しは対前年比で89.7%

CIPAが、デジタルカメラの2016年の出荷実績と、2017年の出荷見通しを発表しています。

CIPA、2017年のデジタルカメラ出荷見通しを発表 (デジカメWatch)

  • 2016年の総出荷実績は、2,420万台。対前年比は68.3%。2011年以降の減少を食い止めきれず、さらに3割以上の減少を数えるなど、昨年の苦しい状況が明らかになった。要因としては、主要部品の工場が被災した2016年4月の熊本地震による影響が挙がっている。しかし秋以降の実績値は、特にレンズ交換式デジタルカメラで回復傾向を示している。
  • 2017年出荷見通し:デジタルカメラ総出荷は2,170万台、対前年比89.7%と見込む。内訳は、レンズ交換式デジタルカメラが1,120万台(対前年比96.6%)、レンズ一体型デジタルカメラが1,050万台(同83.3%)。スマートフォンや既存のデジタルカメラからのステップアップ需要が期待され、一体型より交換型の方がより堅調に推移する見込み。交換レンズは1,800万本。対前年比は93.8%。

 

昨年はデジタルカメラの出荷台数は前年比68.3%と、大幅に減少していますが、これはソニー熊本工場の被災の影響がかなり大きそうです。

今年の見通しは、2016年比で89.7%ということなので、2016年ほどの落ち込みではありませんが、減少傾向に変わりはありませんね。

とは言え、レンズ交換式は前年比96.6%と予想されているので、予想通りなら微減に留まりそうです。