ニコンの映像事業は2018年第1四半期は前年同期比で減収減益

ニコンが、2018年3月期 第1四半期の決算を発表しています。

2018年3月期 第1四半期 決算短信(※PDFファイルです)

  • 映像事業では、今年6月に発売したデジタル一眼レフカメラ「D7500」など中級機の販売が堅調に推移し、特に米国においては販売台数を大きく伸ばした。これらの結果、売上収益、営業利益とも計画値を上回ったが、「D5」「D500」の需要一巡で製品ミックスが変化したことにより、前年同期比では減収減益となった。

ニコン、笑顔なき「回復」 4~9月、上方修正で41%減益に (日経新聞)

  • ニコンの業績に回復の兆しが見え始めた。主力の半導体装置事業を中心に合理化が進み、3日、2017年4~9月期の連結純利益が前年同期比41%減の130億円になりそうだと発表した。7割減の従来予想から減益幅が縮小する。
  • 映像事業は市場縮小という構造的な問題を抱えており、採算改善が急務になる。カメラ機能の付いたスマートフォンに押され、14年3月期に642億円だった映像部門の営業利益は前期171億円まで縮小。国内に加え、生産拠点を構えるタイ、中国を中心にさらに約1000人の人員を減らした後も、なお採算の悪化に歯止めが掛からない。

 

ニコンは全体では回復傾向にあるようですが、映像事業は前年同期比で減収減益と相変わらず良くないようです。とは言え、新製品のD7500がよく売れているのは好材料ですね。ニコンの映像事業は、来年登場すると噂されている新ミラーレスシステムが勝負どころになりそうです。