ソニーが「α7R III」を正式発表

ソニーが、AF性能を改善し連写10コマ/秒に高速化した「α7R III」を正式に発表しました。

システムを一新した35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7R III』を発売

  • ソニーは、進化した新世代の画像処理エンジンBIONZ XRとフロントエンドLSIを採用するなど、信号処理システムを一新し、大幅に向上した画質と高速性能を約657gの小型ボディに凝縮したレンズ交換式デジタル一眼カメラ「α7R III」を発売する。
  • 「α7R III」は、新世代のBIONZ XとフロントエンドLSIを採用することにより、イメージセンサーからの読出し速度は従来機比約2倍に、画像処理速度も従来機比約1.8倍に高速化。
  • 動体追従性能も従来機比約2倍に向上、低輝度時のAF速度は最大2倍に高速化している。瞳AF機能の追従性能も約2倍に向上。
  • メカシャッター時、サイレント撮影時、どちらにおいても最高約10コマ/秒のAF/AE追従高速連写が可能。
  • 世界最高5.5段の補正効果のある光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能、画素加算のない全画素読み出しによる高解像度4K動画の本体内記録とαとして初めて4K HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応。
  • 2つのメディアスロット(スロット1はUHS-II対応)、従来機比約2.2倍の高容量バッテリー、高速データ転送が可能なSuperSpeed USB (USB 3.1 Gen 1)対応のUSB Type-C端子やスタジオのフラッシュに接続するシンクロターミナルなどを搭載。
  • 高解像に細部の色や質感を忠実に描写する新搭載のピクセルシフトマルチ撮影。ボディ内手ブレ補正機能を高精度に制御し、イメージセンサーを正確に1画素分ずつずらして計4枚の画像を撮影。その4枚の画像が持つ約1億6960万画素分の膨大な情報から1枚の画像を生成し、細部の色や質感を忠実に再現。

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ソニーの新製品は、噂のα7 III でもα7S III でもなく高画素機のα7R III でしたね。α7R III はセンサーの画素数は据え置きのようですが、画像処理エンジンやAF性能、連写性能などは大きく改善されているようです。

要望の多かったボディ内手ブレ補正を使ったピクセルシフト撮影もついに搭載されたので、どのような画像が得られるのかとても楽しみです。なお、市場推定価格は37万円ということなので、α7R III は、α7R II の初値よりは安価になりそうです。