オリンパスED45mm F1.2 PROは極めてシャープでボケも美しいレンズ

Photography Blog に、オリンパスの大口径中望遠単焦点レンズ「ED 45mm F1.2 PRO」のレビューが掲載されています。

Olympus M.ZUIKO Digital ED 45mm f/1.2 PRO Review

  • このレンズの重さは410グラム、全長は87mmで、F1.2の非常に明るいレンズであることを考えると比較的小型軽量で、テスト機のE-M5 Mark II とのバランスはとても良好だ。
  • 他のプロシリーズのレンズ同様に、鏡筒は頑丈な金属製で品質感あふれるものだ。
  • フォーカスリングはAFモードでは非常に軽いが、MFモードにすると、ずっと重くなり、滑らかで気持ちのいいフォーカシングができる。フォーカスリングは最短と無限遠で止まる。
  • AFは非常に速く、ほとんど瞬時に合焦する。暗所でもそれほど迷うことはない。作動音は非常に静かだ。フォーカシングはインナーフォーカスで、レンズの全長は変わらず、フィルター枠も回転しない。
  • 倍率色収差は非常に良く補正されている。
  • 周辺光量落ちは開放ではいくらか目立つが、F1.4で改善し、F2.8ではRAWではいくらか見られるが、JPEGでは完全に解消する。通常の被写体では、開放でも周辺光量落ちは気にならないだろう。
  • 歪曲はRAWでもJPEGでもほとんど見られない。
  • 最短撮影距離は0.2m、最大撮影倍率は0.15倍(換算0.30倍)で比較的寄れる。
  • ボケは自然で非常に満足のいくものだ。
  • 解像力は、中央は開放では若干ソフトだが、F1.4では極めてシャープになる。隅は、中央からそれほど後れを取っていない。解像力のピークはF2.8~5.6だが、回折の影響が顕著になるF16以外はそのF値でも躊躇なく使用できる。
  • このレンズは際立った画質で、開放では若干甘いが、F1.4以降は中央も隅も極めてシャープだ。ボケは美しい描写で、周辺光量落ちや色収差は非常に良く補正されており、画質の点では不満はほとんどない。鏡筒の造りに関しても同じだ。45mm F1.2は高価でプロ向けのレンズだが、購入する余裕があるならこのレンズを大いに推薦したい。

 

光学性能に関しては5点満点の非常に高い評価で、問題点の指摘もほとんど無く、べた褒めに近い内容となっています。サンプルでは、確かに非常にシャープでかつボケも綺麗で、申し分の無い描写という印象です。