ソニーがミラーレスカメラによるプロ市場攻略を宣言

デジカメWatch に、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社の石塚茂樹社長のインタビューが掲載されています。

ソニー、ミラーレスカメラで「プロ市場攻略」を宣言

  • α9の発売は、プロ・ハイアマチュアのミラーレスカメラに対する見方を変えた事件だった。結果、フルサイズボディにおけるソニーの国内シェアは、約29%に達した(2017年上半期累計)。
  • 11月25日発売のα7R IIIは、すでに想定超える多くの注文を得ているという。「下期のビジネスの中心になると期待している」
  • この路線に続く同社が掲げる戦略が、"ミラーレスカメラによるプロ市場の攻略"だ。ご存知の通り、長らく2強の牙城となっているプロ市場に対し、ソニーがαで切り込むことを宣言した。プロ市場にこだわるのは、台数ベースでの拡大が難しくなり、金額を追うビジネスになってきているから。
  • 石塚氏はさらにレンズラインナップの強化を挙げる。「カメラは長く保有する傾向があるため、一時のシェアではなく長期でみる必要がある。長期で重要になるのがレンズの存在」
  • これまで薄かったプロとのコミュニケーションにも努める。「コンシューマーだけではくプロも含め、俯瞰して事業を進めるのが我々の見立て。プロ、コンシューマーが一体となった、総合メーカーのトップブランドを確立したい」
  • ソニー製αが世に出てから11年が経つものの、2強に寄せるプロの信頼は高い。「カメラといえばソニーといわれるのが、20年前からの願望だった」と石塚氏。「東京オリンピックは一つの契機だが、それだけではない」「最終的なゴールに達するとすれば、あと5年以上はかかるのでは」。プロ市場攻略を宣言するソニーの、次の一手に期待したい。

 

ソニーは、ミラーレスによるプロ市場攻略を掲げているということなので、今後は、プロ用のカメラやレンズのより一層の充実が期待できそうですね。3年後の東京オリンピックで、ソニーのミラーレスがどこまでプロに浸透しているのか興味深いところですね。