キャノンのピエゾ素子で湾曲の大きさを変える曲面型センサーの特許

Canon News で、レンズに合わせて曲面の形状を変更可能なキヤノンのデュアルピクセルの曲面型センサーの特許が紹介されています。

Canon patent application dual pixel curved sensor

  • この特許は曲面型のデュアルピクセルAFセンサーを扱っている。センサーの形状を曲面にするためにピエゾ素子を使用しており、センサーの曲がった量を図るために計測器(図の219)を変形させている。このセンサーは、レンズの特性やピント検出の領域に合わせて自動的に曲面の形状を変更する。

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キヤノンの特許にあるセンサーは、薄くて柔らかいセンサーをピエゾ素子を使って、レンズの特性に合わせて曲げるという非常に興味深いものですね。

もし、このセンサーが実用化されれば、像面湾曲の補正をセンサー側に任せられるので、レンズ設計の自由度がかなり高くなりそうです。また、像面が湾曲した既存のレンズでも、開放から画面全域でピントを合わせられそうですね。