ツァイスLoxia 2.4/25は高解像力でボケも美しいレンズ

ePHOTOzine に、ツァイスのMFの広角単焦点レンズ「Loxia 2.4/25」のレビューが掲載されています。

Zeiss Loxia 25mm f/2.4 Distagon T* Review

  • フォーカスリングの滑らかさは見事で、80年代のペンタックスMシリーズを思い起こさせる。
  • 中央の解像力は、開放から素晴らしい値(excellent)で、F16に至るまでこの解像力を維持している。隅は開放ではとても良好な値(very good)で、F4から16までは素晴らしい値(excellent)だ。F4以降の隅の解像力は、中央とほとんど変わらない。

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  • 倍率色収差は中央はほとんどゼロで、隅でもごくわずかだ。厳しい状況でも色収差は目立たず、後処理での補正もほとんど不要だろう。
  • 歪曲は-0.94%のタル型で、25mmのレンズとしては素晴らしい。
  • 逆光ではフレアはよく抑えられており、太陽が画面内に入ってもフレアの兆候は見られなかった。
  • ボケはゆったりとしていてなめらかで、実に気持ちのいいもので、このボケと高い解像力の組み合わせによって称賛に値する画質を達成している。
  • Loxia 25mm F2.4 はコンパクトで使いやすい高品質なレンズだ。マニュアルフォーカスを疑問視する人もいるかもしれないが、このレンズはピント合わせが容易で、最小限の練習ですぐに体に覚え込ませることができるはずだ。
  • 良い点:素晴らしい解像力、色収差が非常に良く補正されている、素晴らしい鏡筒の仕上げ、防塵防滴仕様、有用な被写界深度目盛り、美しいボケ、極めて滑らかな動き、歪曲が少ない。
  • 悪い点:価格が高い、マニュアルフォーカスのみ。

 

Loxia 2.4/25は解像力が非常に高く、色収差や歪曲も少なく、逆光にも強いということで、申し分の無い性能ですね。フォーカスリングの感触も極上のようで、MFの撮影を存分に楽しめそうです。

サンプル画像は、コントラストが高くボケも綺麗で、被写体が浮き上がるようなツァイスらしい雰囲気のある描写という印象です。