将来、ニコンZマウント用の安価な"非S-Line"のレンズ群も予定されている

Imaging Resouece に、ニコン開発陣の主にZ7に関するインタビューが掲載されています。

IR Interview: A deeper dive with the Nikon Z7 engineers

  • Z7のセンサー自体の特性は、ダイナミックレンジやノイズレベルなどの点でD850と非常に似ており、ほぼ互角だ。従って、RAWでは同等の画質が得られる。一方、JPEGでは、Z7はEXPEED6の採用で、画質は大幅に改善している。
  • FマウントレンズをFTZでZシリーズで使用すると、D850と同等のAF速度と精度が得られるはずだ。Zマウント機では、Fマウントレンズ使用時はコントラストAFの使用を控え、像面位相差AFのみを使用している。
  • Zマウント機のAFはとても速いが、スポーツ撮影用としては、D850とD5が引き続き第一の選択肢になるだろう。一方で、Zマウント機の動画のAF性能は、これまでのニコンのどの一眼レフよりも大幅に高性能になっている。
  • Z7の位相差AFにはクロスタイプの測距点は採用されておらず、すべてシングルタイプだ。
  • 58mm f/0.95 Noct は大口径レンズの始まりのレンズに過ぎず、ニコンのエンジニアにはさらなる野望がある。
  • Zマウントは大口径でフランジバックが短いために、収差のコントロールがこれまでよりも遥かに容易になる。
  • 将来、より安価な非Sシリーズのレンズ群が登場する。
  • Z6は、16:9の動画では全画素読み出しが可能だ。Z7は全画素読み出しはできず、DXクロップモードでの読み出しになる。

 

動体のAF性能に関しては、Zマウント機はまだD850やD5には及ばないようで、動きモノの分野ではまだしばらくの間は一眼レフが活躍しそうです。

Zマウントのレンズに関しては、将来は"非S"の安価なレンズも登場するということなので、現在のロードマップ終了後に、廉価レンズが普及型ボディと共に登場するのかもしれませんね。