リコーGR III の開発陣のインタビュー記事

Phoblographer に、リコー開発陣のインタビュー記事が掲載されています。

We Found Out Why the Ricoh GR III Isn't Weather Sealed (and Much More)

  • (なぜGRIIIでフルサイズではなく引き続きAPS-Cを選択したのか?)
    我々は、フルサイズが必ずしも他のフォーマットよりも優れているとは思っていない。GR III のセンサーには、素晴らしい画質と高感度性能を備えていて、そして、このカメラの大きさに適合する必要がある。このような理由で、APS-Cを選択した。
  • (レンズの改善についてもっと教えて欲しい)
    レンズの光学性能を改善するためと、レンズの奥行きの小さくするためにレンズを新たに設計し直している。このレンズ設計によって、カメラの奥行きを、マクロ撮影時でさえ極めてコンパクトにできた。
  • (GR III の手ブレ補正はペンタックスのカメラと同タイプのものなのか?)
    手ブレ補正のメカはペンタックスの一眼レフと同じものだ。
  • (特にストリート写真家をターゲットにした機能は?)
    新機能では、手ブレ補正、ハイブリッドAF、コンパクトなボディ、動作速度とタッチパネルによる直感的な操作だ。
  • (GR III をなぜ防塵防滴にしなかったのか?)
    防塵防滴にすると、レンズ鏡筒構造の柔軟性やボタン・ダイヤルのレイアウト、放熱などのいくつかの点で妥協する必要があるだろう。

 

GR III はセンサーの大型化よりも、現在のサイズ感を維持することを重視したようですね。また、防塵防滴に関しては、採用すると、ボタンやダイヤルのレイアウトを含めた見直しが必要になるようなので、これまでのGRシリーズと同じ操作感を維持するのが困難なのかもしれませんね。