ソニーの新型36MPセンサーは6つのネイティブISO感度を搭載?

SonyAlphaRumors に、ソニーの新型フルサイズセンサーに関する追加情報が掲載されています。

(SR5) 36MP sensor has six different native ISO settings!p

  • 二人のソースが、この表を送ってくれた。表中のIMX251とIMX309は現行のセンサーだ。まだ、発表されていないセンサーは、次の3つだ。

    - IMX435は新しい36MP 8Kセンサー
    - IMX551は新しい60MP 8Kセンサー
    - IMX455はIMX551の機能削減バージョン

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  • ソース1は次のように述べている:
    IMX455は省電力タイプの低価格モデルで、IMX251の半分の消費電力だ。このセンサーは、おそらくサードパーティー市場をターゲットにしている。

    IMX551はダイナミックレンジに優れる(IMX551は14.9EV、IMX455は14.4EV)が、消費電力が大きい。このセンサーは外販されないかもしれない。

    IMX435 STARVISには暗い状況でSN比を高めるために6つの変換利得(ISO 15 ~ 17.5EV/ISO 100 ~ 15.4EV/.../ISO 409600 ~ 6.9EV)が使用できる。

  • ソース2は次のように述べている。
    IMX435の目玉は6つのネイティブ感度だ。
    ISO50 = Conversion Gain -18dB, EI +12dB, DR 17.4EV
    ISO200 = Conversion Gain 0dB, EI +6dB, DR 15.4EV
    ISO800 = Conversion Gain +18dB, EI 0dB, DR 13.4EV
    ISO12800 = Conversion Gain +36dB, EI +6dB
    ISO102400 = Conversion Gain +54dB, EI +6dB
    ISO1638.4K = Conversion Gain +72dB, EI +24dB

    このセンサーの最低感度のキャパシティは605k e-ととても素晴らしく、これは159k e-のα7S II のセンサーよりもずっと大きい。

  • 明らかになっていること:
    1)これらのセンサーはサードパーティーにも提供される。
    2)性能をフルに発揮させるにはSLVS-ECインターフェースの使用が必須。
    3)これらのセンサーの小型のミラーレスカメラへの搭載は期待できない。最初にカムコーダーに採用される可能性が高い。αシリーズのカメラには、これらのセンサーの派生モデルが採用されると推測している。

 

最近では、2段階でゲインが切り替わるデュアルネイティブISOのセンサーが普及してきましたが、ソニーの新型センサーは6段階に切り替わるようで、高感度性能で大きな進化が期待できそうですね。

このセンサーは業務用機に採用されるようですが、派生モデルがコンシューマー機に降りてくる可能性があるようなので、αシリーズのカメラでもそう遠くないうちに、6ネイティブISOの恩恵にあずかることができるかもしれませんね。