ソニー「FE24mm F1.4 GM」は非の打ち所のない性能

ePHOTOzine に、ソニーの大口径広角単焦点レンズ「FE24mm F1.4 GM」のレビューが掲載されています。

Sony FE 24mm f/1.4 G Master Review

  • 重さは445グラムと控えめで、α7R III とのバランスは申し分ないものだ。フォーカスリングは非常に滑らかに動く。
  • 解像力は、中央は開放からF16まで全ての絞りで素晴らしい値(excellent)だ。隅は開放ではとても良好な値(very good)で、F2からF11までは素晴らしい値(excellent)だ。このような大口径の広角レンズで、これ以上を期待するのは難しいだろう。

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  • 倍率色収差は、中央ではほとんど見られない。隅ではいくらか見られる(約0.9~1.4ピクセル)が、これらは後処理で補正できるので大きな問題ではない。
  • 歪曲は+0.02%の糸巻き型で、ほぼゼロだ。
  • ボケは滑らかで、とても素晴らしい。このレンズのボケには気品がある。
  • 逆光では、厳しい状況でもフレアは全く見られず、逆光耐性は際立っている。
  • 周辺光量落ちは開放で-1.9EV、F2で-1.8EVで、それ以降はF8まで-1.6EV、F16までは-1.5EVだ。
  • FE24mm F1.4 GM は、ニコンの24mm f/1.4Gよりもずっと安価(キヤノン24mm F1.4L IIとは同等)だが、非の打ち所の無い性能だ。サードパーティー製の24mm F1.4にも優れたものがあるが、メーカー純正レンズを探している人には、FE24mm F1.4 GMは大変魅力的な製品で、間違いなくエディターズ・チョイスだ。際立った性能と使い勝手のよさで、FE24mm F1.4 GMは理想的な広角レンズに仕上がっている。
  • 良い点:どの絞り値でも見事な解像力、歪曲が見られない、高速で静かなAF、動画用に絞りのクリックを無くすことが可能、ボケを改善する11枚羽根の円形絞り、カスタマイズ可能なフォーカスロックボタン、素晴らしいボケ、フレアが出ない。
  • 悪い点:高価、隅でいくらか色収差が見られる(後処理で補正は可能だが)

 

ePHOTOzineの評価は極めて高く、ベタ褒めと言ってもいいですね。FE24mm F1.4 GM は、大口径の広角レンズにもかかわらず絞り開放から画面の隅まで高解像力で、歪曲も小さく、申し分のない性能という印象です。

広角レンズにもかかわらず、ボケがとても綺麗なのもポイントが高いですね。加えて、比較的コンパクトで逆光にも強いので、使い勝手も非常によさそうです。