Adobeが事前通知なくAdobe CCの一部製品の旧バージョンのダウンロードを廃止

ITmediaに、Adobe Creative Cloudの旧バージョンのアプリのダウンロード廃止に関する記事が掲載されています。

「事後報告すらない」- Adobe CC"で旧バージョンDL廃止 アドビは理解求める

  • 米Adobe Systemsの「Photoshop」や「InDesign」など一部の製品で、旧バージョンのソフトウェアがダウンロードできなくなったと5月9日ごろからTwitterなどで話題になっている。

    従来、同社製品群のサブスクリプションサービス「Creative Cloud」は「CS6以降のアプリケーションをいつでも全て使える」とうたっており、ユーザーは契約アカウントを持っていれば最新バージョンからCS6までの好きなバージョンをダウンロードし利用できていた。

    しかし9日ごろに一転して、一部の旧バージョンがダウンロード不可能に。例えば「Photoshop CC」であれば、最新バージョンの「CC 20.0.4」の他、「CC 20.0.3」~「19.1.8」までしかダウンロードできず、「CC 18.1.7」以前のバージョンは表示されなくなっている。

    Adobeから全ユーザーへの事前通知なく、突如変更が行われたため、旧バージョンを利用していたユーザーからは動揺の声が広がっている。

    アドビジャパンによると、「旧バージョンの一部に第三者の権利を侵害しているものがあった。このため、日本に限らず全世界で旧バージョンのDLを廃止した」という。権利侵害の詳細については明らかにしていない。

 

旧バージョンのダウンロードの廃止は、常に最新バージョンしか使わないというユーザーならあまり問題ないのかもしれませんが、会社や業界の都合等で旧バージョンを使い続けている場合もあるので、事前告知なしでいきなり旧バージョンのダウンロードができなくなってしまうのは、Adobe CCを仕事で使ってるユーザーには影響が大きそうですね。