DxOMarkにキヤノン「RF28-70mm F2L USM」のスコアが掲載

DxOMark に、キヤノンEOS R用の大口径標準ズーム「RF28-70mm F2L USM」のスコアとレビューが掲載されています。

Canon RF 28-70mm F2.0 L USM lens review 

    CanonRF 
 28-70F2L 
 CanonEF 
 24-70F2.8LII 
 TAMRON 
 24-70F2.8VC
 TOKINA 
 24-70F2.8 
 SIGMA 
 24-70F2.8OS 
スコア 33 31 30 28 27
解像力 21P-Mpix 21P-Mpix 21P-Mpix 22P-Mpix 18P-Mpix
透過 2.2T 3.0T 3.0T 3.0T 3.4T
歪曲 0.2% 0.4% 0.3% 0.4% 0.3%
周辺光量 -2.0EV -2.0EV -1.4EV -1.1EV -1.3EV
色収差  11μm 15μm 6μm 14μm 15μm

  • RF28-70mm F2L はズーム全域で一貫して高解像力で、非点収差は非常に少ない。超大口径にもかかわらず、色収差は比較的低い値に抑えられている。
  • 周辺光量落ちは(大口径なので)避けられないが、よく抑えられている。透過は優秀で、これは、反射が少なく、ゴーストやフレアが抑えられていることを示唆している。
  • 高評価のEF24-70mm F2.8L II(テスト機はEOS Rと同じ30MPセンサーの5D4)と比較すると、RF28-70mm F2Lの方が画面全域の解像力の一貫性で優っており、歪曲や色収差も少ない。
  • このレンズは、新しいRFマウントのポテンシャルを示しているように感じられる。価格は非常に高価だが、光学性能は素晴らしく、非常に評価の高いEF24-70mm F2.8L IIさえしのぐ性能だ。

 

前回のRF50mm F1.2の時とは異なり、今回はテスト機の画素数とメーカーが統一されている(RFマウントはEOS R、EFマウントは5D4)ので、比較しやすくなっていますね。

RF28-70mm F2LはF2通しの超大口径ズームにもかかわらず、EFズームでは非常に高評価のEF24-70mm F2.8L II をしのぐ性能で、ショートバックフォーカスのアドバンテージをよく活かしているようです。非点収差が非常によく抑えられているようなので、天体撮影用にも良さそうですね。