ソニー「FE135mm F1.8 GM」は高価だが非の打ち所のない性能のレンズ

ePHOTOzine に、ソニーの望遠単焦点レンズ「FE135mm F1.8 GM」のレビューが掲載されています。

Sony FE 135mm f/1.8 G Master Lens Review

  • 重さは950グラムで、重くかさばるレンズだが、テスト機のα7R III とのバランスは良好だ。鏡筒には高品質の素材が使用され、仕上げは素晴らしい。
  • AFはリニアモーターで静かで速い。最短撮影距離は0.7m、最大撮影場率は0.25倍と、一般的な135mmレンズよりもかなり寄れるので、とても用途の広いレンズになっている。
  • 解像力は、中央は開放からF2.8では素晴らしい値(excellent)で、F4では際立った値(outstanding)になり、F5.6からF8までは素晴らしい値(excellent)だ。隅は、開放からF5.6まで素晴らしい値(excellent)で、F8とF11ではとても良好な値(very good)だ。 

sony_fe135f18gm_mtf_001.jpg

  • 倍率色収差は、非常によく補正されており、実写ではほとんど色ズレは見られない。後処理による補正は、必要ないだろう。
  • 歪曲は+0.59%の穏やかな糸巻き型で、大きな問題はない。
  • ボケは絹のように滑らかで美しく、ポートレートに最適だ。
  • 逆光では、非常に厳しい条件でさえ、フレアは見られなかった。
  • 全体として、このレンズの技術的なパフォーマンスは素晴らしいものだ。
  • 周辺光量落ちは大口径レンズでは目立つ傾向があるが、このレンズは開放で1EV少々に抑えられており、絞ると1/2EV前後に減少する。これはかなり素晴らしい結果だ。
  • ソニーのFE135mm F1.8 GM は、デザインやエルゴノミクス、性能の点で、非の打ちどころのない実に印象的なレンズで、高価なことが唯一の欠点だ。このレンズは、ソニーのFEユーザーには極上の選択肢で、大いに推薦する。
  • 良い点:素晴らしい解像力、色収差が少ない、歪曲が少ない、周辺光量落ちが少ない、速く正確なAF、防塵防滴、近接性能、フレアが少ない。
  • 悪い点:価格が高い。

 

FE135mm F1.8 GM は、開放から隅まで高解像力で色収差も少なく、ボケも非常に綺麗で、申し分の無い性能のレンズという印象です。

Eマウント用の135mmには、このレンズの他にも高評価のBatis 2.8/135やシグマの135mm F1.8 Artもあるので、Eマウントユーザーはどれを選ぶか悩ましいところかもしれませんね。