ソニーのクアッドベイヤー構造のフルサイズセンサーに関する情報 [内容更新]

SonyAlphaRumors に、ソニーの6機種の新型フルサイズセンサーに関する情報が掲載されています。

Here are the six new next Sony Full Frame sensors with Quad Bayer Structure

  • ソニーが、6つの新しいフルサイズセンサーを登録している。特筆すべきことは、これらのセンサーが、クアッドベイヤー構造を採用していることだ(※記事が更新され、現在、IMX521だけがクアッドベイヤーと記述されています)。ソニーは、次のように述べている。

    「HDR機能は、同色の4画素の露光時間を長時間露光の画像と短時間露光の画素に分割することで利用できる。または、4つの同色のピクセルの変換ゲインを、LCGピクセルとHCGピクセルに分割する」

    「クアッドベイヤーRAW機能によって、加算することなく4つの同色のピクセルを読み出すことができる。通常は同色4画素を加算して1画素にし、ベイヤー画素配列として出力する。なお、本製品の仕様では、4色の同色の画素を1つの画素単位としている」

    以下はセンサーのスペック(※元記事が更新されているので反映させました)
    IMX311: 48,9MP(45度正方形ピクセル配列)
    IMX313: 48,9MP(16bitA/D、積層型、16:9で30p、フル8K読み出し、クロップで6K60p)
    IMX409: 55MP(55MP)
    IMX410: 24.6MP(24MP、スチルで19fps、6K40p、4Kクロップ100fps)
    IMX521: 15MP(15MPクアッド配列)
    IMX554: 30MP(30MP)

sony_quadbayer_structure_001.jpg
ソニーが、クアッドベイヤーという構造を持つ新型センサーを開発しているようで、スペックシートがリークしています。

このセンサーでは1つの色を4画素に分割して、1回の露光でHDRを実現できるようなので、ダイナミックレンジの飛躍的な改善が期待できそうです。ことによると、これらのセンサーが新しいα9 II やα7S III に採用されるのでしょうか。

[追記] 記事が更新されていて、現在、6つのセンサーのうちの1つ「IMX521」のみがクアッドベイヤー構造のセンサーだと述べられています。