ニコンの2019年4~6月期は50%減益

ニコンが、2019年4~6月期の決算を発表しています。

ニコン、50%減益 一眼レフ・露光装置が不振 (日経新聞)

  • ニコンが6日発表した2019年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比50%減の82億円だった。スマートフォンの高機能化によるデジタルカメラ市場の縮小に加え、景気が減速している中国などで一眼レフカメラの販売が落ち込んだ。
  • 売上高は14%減の1429億円。一眼レフは高級機が堅調な半面、入門機が振るわなかった。ミラーレスカメラを含む「レンズ交換式カメラ」全体の販売台数は45万台と21%減った。
  • 営業利益は51%減の93億円。品ぞろえを拡充しているミラーレスカメラで開発関連の初期投資がかさみ、カメラ事業の営業利益は72%減の35億円と大きく落ち込んだ。
  • 岡昌志副社長は「デジカメの市況は足元で一段と悪化しており、第2四半期以降の業績は不透明感が高まっている」と述べた。

 

ニコンは、最近はキャッシュバックの効果もあって、Z6が各所の販売ランキングで上位にランクインしていますが、第1四半期の決算は大幅な減益ということで、市場の縮小やエントリーモデルの不振を補うまでには至らなかったようですね。

2018年の決算はD850やD7500がヒットして大幅増益と明るい感じでしたが、今年は第2四半期以降も「デジカメの市況は足元で一段と悪化」「不透明感が高まっている」と述べられていて、見通しは明るくなさそうですね。