キヤノンのフルサイズミラーレス用の「17-70mm F3.5-5.6」「18-80mm F3.5-5.6」の特許

Canon News で、キヤノンの広角域を広げたEOS R用の標準ズームの特許が紹介されています。

Canon RF Full frame kit zooms

  • キヤノンはローエンドのRFレンズ、特にキットズームの研究開発を続けている。この特許出願(特開2019-211513)のレンズはフルサイズ用だが、APS-Cカメラで使用しても良いレンズだ。

    この特許には17-70mmと18-65mm(※18-80mmの誤りのようです)の実施例が記載されている。絞り値可変でF3.5-5.6なのがマイナス面で、小型で安価にはなるが、キヤノンのF値固定レンズ(Lレンズ)ほど良いレンズではないだろう。

    焦点距離:17.40 35.02 68.69
    F値:3.57 4.18 5.85
    半画角: 51.19 31.71 17.48
    像高:21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで):149.59 133.68 150.50
    バックフォーカス:13.43 27.63 57.99

    焦点距離:18.70 37.55 77.50
    F値:3.57 4.18 5.85
    半画角:49.16 29.95 15.60
    像高:21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで):146.50 128.90 147.50
    バックフォーカス:15.19  27.72 59.84

 

キヤノンは以前にも17mmスタートの標準ズームの特許を出願していたので、RFマウントのショートフランジバックを活かした17mmや18mmスタートの標準ズームを本気で考えているのかもしれませんね。

最近ではスマホも超広角レンズの搭載が普通のことになっているので、レンズ交換式もキットレンズの標準ズームで超広角をカバーする流れになるのでしょうか。