タムロン「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2」はこのクラスでは屈指の性能だが同シリーズの24mm F/2.8や35mm F/2.8には及ばない

SonyAlphaBlogに、タムロンのEマウント用の広角単焦点レンズ「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F050)」のレビューが掲載されています。

Tamron 20mm F2.8 Di III OSD M 1:2(以下SonyAlphaRumorsのまとめより)

  • α7R IVで20mm F2.8を24mm F2.8(F051)や35mm F2.8(F053)と比較すると、この2本ほどの性能ではないため、少々がっかりするかもしれない。

    しかし、18~21mm前後の他の単焦点レンズと比べれば、タムロン20mm F2.8は解像力の点で屈指の性能で、価格はずっと安価で、寄れるので大きなボケも得られる。

    24MPのα7 III とタムロンの17-28mm F2.8を使っているなら、20mm F2.8 は解像力の点では大きな差は見られないかもしれないが、42MPや61MP機を使用しているなら、20mm F2.8を購入する価値があるだろう。広角使いのカメラマンに大いに推薦する。
  • 良い点:
    - F5.6での画面全域の素晴らしい解像力
    - 開放時の中央のとても良好な解像力
    - 後ボケと色再現がとても良好
    - 最短撮影距離が短く1:2の撮影が可能
    - 非常に軽量コンパクト
    - 控えめな価格
    - 逆光耐性が非常に良好
    - 色収差がとても少ない
  • 平均的な点:
    - 造りは良好だがGMよりずっと劣る
    - 周辺光量落ちはまずまず
    - 隅の解像力は開放では「良い」にしかならず最高の解像力を得るにはF5.6まで絞る必要がある
    - AFは速く信頼できるが、隅の測距点でAFCで使うと時折迷う
  • 悪い点:
    - 歪曲が大きい
    - 動画撮影でノイジーなAF

 

タムロンの20mm F2.8はリーズナブルな価格設定にもかかわらず、このクラスではトップクラスの性能ということなので、コストパフォーマンスは抜群と言ってよさそうですね。

同じF2.8シリーズの24mm F2.8や35mm F2.8には及ばないようですが、超広角の20mmの方が周辺部の描写が厳しくなるのは仕方がないところかもしれません。