・Canon RF 85mm F1.2L USM review(※EFとの比較は元記事の一番下の項目です)
- RF85mm F1.2LとEF85mm F1.4L ISを比較したい人のために、スタジオで2つのレンズを並べて撮影して、解像力やボケ、色を確認できるようにした(※元記事の比較ツールで比較可能です)。
- 開放ではRF85mm F1.2LはEF85mm F1.4 ISよりもシャープに見える。RFの解像力はF2前後でピークに達するが、これは、このような明るい単焦点では見事なものだ。比べて、EFは解像力のピークはF2.8だ。
- RFの開放時の解像力は、ピーク時と比べても素晴らしいもので、開放での撮影でも解像力の低下を心配する必要はない。比較ツールで、EFの開放時とピークの解像力の違いをRFのそれと比較してみて欲しい。キヤノンはRFレンズラインナップをかなり高性能化している。
- 軸上色収差は、RFはBRレンズを採用しているので全く問題は見られない。一方、EFはピントの合っていないハイライト部分に緑の縁取りが見られる。EFレンズの軸上色収差が開放時の性能に影響していることは間違いなく、これがRFが非常にシャープな理由だろう。
- 口径食はRFはF1.8、EFはF2に絞るとほとんどなくなる。
EF85mm F1.4L ISは2017年11月発売のレンズなので、まだそれほど古いレンズではありませんが、最新のRF85mm F1.2Lと比較すると、解像力や色収差の違いは結構大きいという印象です。
RF85mm F1.2Lは、F1.2の明るさのレンズにもかかわらず開放からピークに近い高解像力で、F2で解像力がピークになるとは、一昔前のレンズでは考えられない性能ですね。
せいこ
結構違うんですね
EFはフリンジが出るなぁとは思ってましたが…
まぁ同じLレンズの85mmでも値段全然違うのでしょうがないと思います
逆光耐性はどうなんでしょうねEFはいまいちでしたが
プーアル
この比較テストだと思っていたよりも解像感が違うのですね。
まして、f値も1.2と1.4の違いでこの結果とは。
解放からこれだけの解像がでていれば、もはや解像感のために絞る必要は全くなく、被写界深度やシャッタースピード調整のためにf値コントロールする使い方になりそうですね。
N
これは凄いですね。
スマホで見ても明らかな違いが分かります。ここまでとは。
norinagao2000
RFに移行しましたが本当にすごい解像力でありがたいですが、パープルフリンジが全くでないのが、ありがたいです。解像度よりもBRレンズの効果に価値があると使うたびに思います。
餅ゼリー
EF 85mm F1.4Lは、F1.4ながらISを搭載した事を最大の売りとしつつ、可搬性にもかなり配慮した設計ではありましたが、実は解像力やフリンジ等の画質面では、シグマのArtやタムロンのF1.8にやや及ばないのが本当の所でした。(もちろん純正の方が、AFやフォーカスシフトの安心感がありますが。)
おそらくですがEFの方は、室内の定常光を活かした手持ちポートレートを撮影するプロの意見を参考に、最終のプリントサイズから逆算して、概ね必要十分な画質を確保した上で、低照度下での確実性と、長時間使用時の負担軽減を兼ね備えた、バランス型の実用品として、元々企画されたのだと思います。
一方、RF 85mm F1.2の方は、ツァイスのOtusやシグマのArt的な発想で、最高画質を得るために、大きさ重さが規格外となる事を許容する設計ですので、RFマウントのフラッグシップとして企画された事は明白です。
フリンジは後処理でいじった所で、完璧には消えなかったり、服の柄など本来の同系色の境界部分に影響して灰色の輪郭が現れたりと、本当に厄介なものですが、いくら高価と言えども、F1.2できちんと抑えている点はかなり凄いなと感じました。