2020年3月期の決算で富士フイルムは9%、ニコンは89%、キヤノンは51%、リコーは20%の減益

日経新聞に、富士フイルムと精密各社(ニコン、キヤノン、リコーを含む)の決算に関する記事が掲載されています。

富士フイルム前期、コロナ禍で踏みとどまる9%減益

  • 富士フイルムホールディングスは22日、2020年3月期の連結純利益が1249億円で前の期比9%減少したと発表した。精密各社が新型コロナウイルスの影響で業績を大幅に悪化させる中では踏みとどまったともいえる。
  • 精密各社の業績は事務機器とカメラの失速で厳しい。カメラ市場を見るとスマートフォンとの競合に加えて卒業式や展示会などのイベントが開かれず、3月の世界デジタルカメラ出荷台数は前年同月の半分となった。ニコンは20年3月期の純利益が89%減少したようだ。
  • 富士フイルムは事務機器を手掛ける富士ゼロックスが業績をけん引したが、カメラ関連の不振は他社と同様だ。デジカメやチェキでコロナの打撃を受け、イメージング事業の営業利益が半減した。ただしカメラ事業への依存度は低いため、影響は限定的だった。

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富士フイルムは、イメージング事業は利益が半減しているものの全体としては9%の減益と、新型コロナウイルスの影響が大きい中、そこまで悪い数字ではありませんね。。

一方で、ニコンは予想の数字ですが89%減益とかなり厳しい数字になっているようです。キヤノンは以前にも取り上げましたが、51%減益とニコンほどではありませんが厳しい数字ですね。

リコーは20%の減益で、ニコンやキヤノンに比べれば、まだ新型コロナウイルスの影響は小さいようです。