・Sony E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS Review
- このレンズは重量625g、全長14.2cm(望遠側では4.8cm伸びる)で、ズーム域を考慮すると非常に小型軽量だ。比較的低価格であることを考えると、鏡筒の造りはとても優れている。
- AFは速く、α6600との組み合わせでは0.15秒で被写体にロックする。明るい場所でも暗い場所でも、AFの迷いはそれほど見られず、大部分のケースで正確に合焦した。XDリニアモーターの作動音はほとんどしないので、動画にも最適だ。
- 色収差は非常に良く補正されている。
- 周辺光量落ちは、ズーム両端の開放時には目立つ。絞ると改善するが解消するには、70mmではF8以上、350mmではF11以上に絞る必要がある。
- F16とF22に絞った時の光芒は素晴らしいが、太陽を画面に直接入れたときのフレアはとても顕著だ。
- 最短撮影距離は1.5m、最大撮影倍率0.23倍で、近接性能はとても優れている。
- 絞り羽根は7枚羽根の円形絞りで、ボケは概ね良好だ。
- 70mmの解像力は、中央はF4.5の開放からとても良好で、F5.6からF11では素晴らしい。隅の解像力は中央ほど良好ではない。最良の結果が得られるのはF5.6からF11だ。
- 135mmの解像力は、開放のF5.6では良好で、F8からF11では素晴らしい。隅の解像力は中央ほど良好ではなく、最良の結果が得られるのはF8からF11だ。
- 350mmの解像力は、残念なことにF5.6の開放では甘いが、F8からF11ではとても良好だ。隅の解像力は中央ほど良好ではなく、最良の結果が得られるのはF8からF11だ。
- 結論:E70-350mm F4.5-6.3 G OSSは超望遠撮影に興味がある全てのソニーαユーザー必携のレンズだ。このレンズは非常に小型軽量ながら優れた画質で、AFは高速で信頼性が高く、価格も安価だ。5倍ズームにもかかわらずα6600のような比較的小さなボディとの組み合わせでも扱いにくくはない。価格は米国で1000ドルで、希望小売価格でさえかなりお買い得に思える数少ないソニー製レンズだ。
E70-350mm F4.5-6.3 Gは軽量コンパクトで比較的安価なレンズですが、サンプルを見る限りでは、サイズの割りになかなか良く写るレンズという印象です。
テスト画像を細かく見るると、開放付近は周辺部がやや甘く、望遠端では中央も少し甘くなるので、ハイエンドレンズのように開放から隅々までシャープとはいきませんが、このサイズのレンズで換算525mmの写真が気軽に撮れるのは魅力的ですね。
とおり
興味にあがらえず買ってしまいましたが、すごくいいレンズです。短い・軽い・寄れる・AF速いとレビュー通りで普通に使う分にケチのつけようがないですね。
ミラーレスに相応しい望遠ズームがようやく出てきたと思います。タムロンから出る70-180/2.8と合わせれば普段使いの望遠側は十分ではないでしょうか。
元記事の誤植によって、350mmの解像力の項で開放がF5.6と記載されていますがF6.3の誤りですね。