シグマがミラーレス専用設計のEマウント/Lマウント用の広角単焦点レンズ「35mm F1.4 DG DN Art」を正式に発表しました。
・SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Art 発表および発売日・価格決定のお知らせ
- 株式会社シグマは、最高の性能と使いやすさを追求し、描写性能から操作性、携行性までも妥協しない、新生"Art F1.4"に相応しい35mm、SIGMA 35mm F1.4 DG DN | Artの発表および発売日・価格を決定。
- マウントはLマウント用、Eマウント用。発売日は2021年5月14日。希望小売価格は税込み11万5500円。
- 光学性能の面では、大口径F1.4ならではの大きく美しいボケ味はもちろん、各収差を徹底的に抑制し画面周辺に至るまでシャープな描写性能を実現。ミラーレス専用設計だからこそ可能な小型軽量化されたレンズボディには、プロフェッショナルユースを意識した充実の機能、そして快適なオートフォーカスも備えている。
- 最新の光学設計技術のもとに構成された11群15枚のレンズには、SLD2枚、ELD1枚、FLD1枚、非球面レンズ2枚と最新の硝材も採用し、カメラ側の機能で補正できない軸上色収差を中心に徹底的に補正。
- 特にF1.4の大口径ながらサジタルコマフレアを限りなく抑制しているため、点光源の描写に高い性能を要求される星景・夜景撮影においても開放から十分に耐えられる高い性能を有している。
- 長年のレンズ開発におけるシミュレーションと実写検証で培われたフレア、ゴーストへの対策技術により、高い逆光性能も実現。
- フォーカス駆動系にはステッピングモーターを採用。フォーカスレンズを1枚構成と軽量にすることで、ステッピングモーターの長所を活かした素早いピント合わせと動体追従性の高い快適なオートフォーカスを実現。
新しい35mm F1.4 DG DN Art は光学性能が大幅に改善されているようで、特にMTFは隅までほとんど落ち込むことがなく、旧型のDG HSMから驚くほど改善されていますね。サジタルコマフレアも非常に良く補正されているということなので、天体にも威力を発揮しそうです。
価格はリーク情報の通りで、希望小売価格では旧型よりも若干安くなっているので、内容を考えるとコストパフォーマンスはかなり高そうです。
hashiruhito
EFマウント用のタムロン35mm f1.4をマウントアダプター経由で使用してますが、こちらはf1.4からコマ収差が見当たらない神レンズです。
ただし、レンズの重さ+アダプターの重さ、大きさ、正統な互換ではないが故のAF速度の遅さが気になります。
こちらのレンズも開放から素晴らしくコマ収差が補正されていれば、是非買い替えを検討したいところです。
超音波
山木社長のプレゼンを聞いてからDustin Abbot氏のレビューも見ましたが、解像度が高い割にボケはクリーミーでコマ収差も優秀な想像以上に良い出来映えのようです。f1.2とf2.0に挟まれたAbbot氏曰くどおり、ゴルディロックスレンズですね。欲しくなってきましたが、陣笠のディストーションを持っているみたいなのでDxOレンズプロファイルが出た後かなぁ。
京介
旧タイプも発売当時は従来レンズとは一味違う切れ味で新時代の到来を感じさせてくれましたけど、これはまた望遠レンズみたいなMTFですごいです
ミラーレス時代はコレがスタンダードになっていくんでしょうか……キヤノンやニコンもまだ明るい35mmのミラーレス用レンズは出していませんし、各社の新作が今から楽しみですね
limited
35f1.2dgdnを買おうと思っていたのですが、今回の35f1.4gdgnの性能は折り紙付きのようで心惹かれます。
f1.2版で憂慮していたフォーカスブリージングがf1.4版で軽減されているようなら価格差もあることですし、素直にこのf1.4版を購入したいです。レビュー待ちですね。
つくね
DPレビューを見る限りフォーカスブリージングはかなり大きいみたいですね。
でクリックがあるならブリージングも抑えて欲しかったです。
Tsu
SONYユーザーから見ると大きさと重さは35Zで描画は35GMと見分けがつかないくらい、それで半値近くならすごくコスパが高いと思います。
GMが発表される前に発売されていたらもっと注目を浴びていたかもしれませんね。
サンプルを見るとGMほどの解像度は出てないように見えますが言われなければ気づかないレベルでした。
しかしGMは開放での周辺解像度と近接時の描画が素晴らしいので、テーブルフォトなどで寄ることを考えると最短撮影距離が惜しいところです。
推測ですがGMはブリージングを逆手に取って近接時の撮影倍率と描画を稼いでいるように思えます。
これから35mmを購入する人は悩みが増えそうですね!