DigitalaCameraWorldに、PENTAX K-3 Mark III のレビューが掲載されています。
- AFは新しい101点のSAFOX 13で測距点は多いが、一眼レフの常で、フォーカスエリアが画面の一部分しかカバーしていない。
- ライブビュー時のAFがコントラストAFなのは意外で、これにはがっかりした。像面位相差AFが今や主流になっているが、これが採用されていないK-3 III のライブビューモードは、大きく魅力が損なわれてしまう。また、チルト機構の無い固定式のモニタの採用もこれに追い打ちをかけている。
- 動画は4K30pで撮影できるが、本格的なものではなく、儀礼的に追加されているようだ。
- 連写は12コマ/秒だが、これはAF-Sモードのみで、AF-Cでは11コマ/秒に低下する。更に悪いことに、この連写速度ではバッファがJPEGで37枚、RAWで32枚分しかない。もし、K-3 IIIの価格が連写の速さで正当化されると考えているなら、3秒以上連写できないことを心に留めておいて欲しい。
- デジタルフィルター、カメラ内HDR、多重露光、インターバル撮影、インターバルコンポジットモードなど、いくつかの気の利いた機能が搭載されている。
- ボディは全面マグネシウム合金製で確かに頑丈に感じる。ボディはコンパクトだが、グリップはしっかりしていて、グリップと操作部は大きな手でも小さな手でも操作できるように、さまざまな手のサイズに最適化されている。
- 新世代のハイパー操作系は、非常に気の利いたシステムだが、他のカメラでプログラムシフトを使用するのとそれほど大きな違いはない。
- ファインダーは明るく明瞭で、倍率も高く、アイセンサーが採用されている。
- カスタマイズ可能なボタンは10個以上あり、フロント、リア、トップダイヤルもカスタマイズ可能で、自分の好みで思い通りにセットアップできる。
- フォーカスモードやドライブモードを切り替えるダイヤルやレバーが無いのは残念だ。
- 新しく採用された3層構造のメニューによって、ナビゲーションはかなり容易になったが、それでもなお、必要な設定のある場所を覚える必要がある。
- バッテリーライフは一眼レフとしては十分だがベストではない。しかし、このカメラはUSB充電に対応している。
- JPEGの画質はペンタックスの典型的なもので、発色がよく階調に優れている。このJPEGの画質は実に優れている。
- 露出と階調の良さはK-3IIIの得意分野で、JPEGは多くのライバルよりも優れ、ハイライトとシャドーのディテールもよく保持されている。RAWファイルには多くの階調が含まれている。
- 高感度はISO160万まであるが、ISO12800で既にノイズリダクションで塗りつぶされ初めている。
- このカメラの最大の問題点はモニタが固定式であることで、この価格のカメラでこの仕様は頭の固い時代錯誤のように感じられ、コントラストAFのライブビューと合わせてこのカメラの魅力をそこねている。
- カメラのパフォーマンスと応答性に関しては、際立ってはいないが十分な性能だ。AFは動体にも上手く追従するように見えるが、IBISではファインダー像が安定しないので、動きの速い被写体を画面の中心に保つのは難しい。これはミラーレスカメラが得意な部分だ。更に悪いことにバッファがJPEGでも浅いので、動体追尾はやや形だけのものだ。
- スチルではAFは非常に優れている。動画はAF-Cの選択肢は表示されるが、どのような設定を試してもグレーアウトしたままだった。録画中にピントを合わせ直すには、単純に画面に触れ続ける必要があるのだろうか。更に悪いことには、4Kではかなりクロップされる。動画の良い面は、IBISが動画の安定化にかなり役立っていることだ。
- ラボテスト(解像力):26MPセンサーを採用しているため、X-T4と同程度で、32.5MPの90Dには及ばないが、D500は上回っている。
- ラボテスト(ダイナミックレンジ):ダイナミックレンジはK-3IIIの強い部分で、X-T4にはわずかに劣っているが、その差は小さい。ISO1600でK-3IIIはトップにたち、ISO25600まで競合他社を超えるダイナミックレンジを維持し続けているのは素晴らしい。
- ラボテスト(S/N比):K-3IIIは低感度のノイズは最も多いが、低感度のノイズは肉眼で見えないので、より重要なのは高感度のノイズだ。高感度ノイズはK-3IIIの優れた点で、X-T4と並んで高感度ノイズは最も少ない。
- K-3 Mark III の発売時の価格である2000ドル/1900ポンドは、あまりにも馬鹿げていると思う。12コマ/秒の連写があってもK-3IIIにこの値段だけの価値を感じない。これはフルサイズのK-1 Mark II を超える価格で、他のAPS-Cのライバルより遥かに高い。
- 更に悪いことに、その設計はミラーレスカメラがもたらした恩恵を全て否定する一眼レフファンをターゲットにしたかのような過去にこだわったものになっているように見える。固定式のモニタと像面位相差AFの非搭載は大きな制限であり、また、バッファの浅さで強みである高速連写性が損なわれる。
- K-3 Mark III は頑丈で優れた機能を持つパワフルなデジタル一眼レフだが、過去に根付いた設計で、高い価格がそれに更に追い打ちをかけている。ペンタックスブランドや一眼レフが好きなら、それらをすべて許せるかもしれないが、このカメラがペンタックスファン意外を引きつけるとは思えない。
- 良い点:頑丈な造り、複雑だが気の利いた露出モード、12コマ/秒の連写。
- 悪い点:不可解なほど高価、モニタが固定式、ライブビュー時の遅いコントラストAF、バッファが少ない。
K-3 Mark III はレビュワーによってかなり評価の変わってくるカメラですが、DigitalCameraWorldのレビュワーはかなり辛口ですね。
K-3IIIは、画質やボディの造りは高く評価されていますが、固定式のモニタと価格設定が大きくマイナス評価されたようです。固定式のモニタに関しては、ペンタックスファンの間でも意見が分かれているようなので、これはユーザーの使い方で評価が変わってきそうですね。価格は、ファインダーにお金がかかっていることや、一眼レフは今となって数がでないことを考えるとやむを得ないところなのかもしれません。
to
価格については同社がリリースする製品数も少ないうえ、それぞれの販売数も出ないことを考えると仕方がない気がします。他社のように複数の機種で同じ部品を採用して原価圧縮を図ることもできませんし、不可解な価格ではないような。
本町
ファインダーにこだわってライブビュー撮影は妥協する、というのは一つのあり方だと思いますが、バッファが浅いのは頂けないですよね。値段が高くなる理由は十分理解していますが、このままの流れではジリ貧ではないでしょうか。
一眼レフの良さというものは確かにあると思うので、ミラーレスでは当然の機能の満たした上でそれを訴求するK1Ⅲが必要だと感じます。
も
企画された頃から大きく市場の状況が変わって価格対応せざるを得なかったんだと思います。が、流石に超高額でPENTAXユーザーですが二の足を踏んでいます。
記述の通りバッファの少なさと固定液晶は残念なところですが、一眼レフファンにターゲットを絞ったコンセプトなのでそれ以外は良く出来てると思います。
フルサイズミラーレス主流の時代にOVF一眼APS-Cの超高額機・・気にはなりますが、やはり二の足を踏み続けそうな気がします・・
あおよし
ホントに辛口ですね。ただメーカー側も重々承知の上なんだろうと思いますし、PENTAX/RICOHだから出せた機種だと思ってます。可動液晶や動体に強い機種も多いですが、このカメラでいかに納得いく写真を撮るかを考えるのも、なかなか楽しいものだ、と最近思います。
逆にいえばカメラが急速に進化して、いとも簡単にキレイな写真が撮れすぎてしまう、という気がしてます。
でもバッファが多くないのは、ちょっと残念だったかな。
たにやん
自分も高いとは思いましたが、Premium Kit を購入して満足しています。
このレビュワーが納得する価格で出したら、数年とたたずに撤退に追い込まれるのではないでしょうか。
今はブランド存続を前提に事業運営をお願いしたいです。
固定モニタに関しては自分も同意ですが、可動モニタが必要なときはK-70を使うので、まあ良いかな・・・。
良いものを出していただければ、できるだけ買い支えたいと思います。現役の間は(定年後は難しいかも・・・)。
ゆーざー
バッファの公称はJPEGで37枚、RAWで32枚ですが、実際は4秒程度確保されており、このレビュワーは実測してないのではないでしょうか?
ただそれ以外はほぼ同意ですね。もう少し安くて可動液晶であったのなら大満足だったのですが・・・
路傍のカメラ好き
色々と賛否はあれど、この時代に光学ファインダーにこだわったデジタル一眼レフを出したことは賞賛に値しますね。
フルサイズフラッグシップのK-1 MarkIIよりも高い、というのは不可解に見えますが、発売時期の違いや一眼レフへの需要を考えれば致し方ない気もします。ただ、額面的には高いですね……
モニターやライブビューについては、OVF重視だから不要という観点も、あって困る物じゃないという観点もありますね。欠点には違いないけど、欠点と感じるかは人それぞれ、的な。バッファの少なさは連写速度と不釣り合いで明確な欠点に見えますが……
kmz
何のためらいもなく初日にポチッとしてしまいましたが、確かに安くはないですよね…。
けど、K-3IIIを買って以降、K-1IIはすっかり出番が減ってしまい、やっぱりAPS-Cいいなぁと再認識しています。
k-wan
客層はコアなペンタ党にターゲットにしていますね。また長年APS-Cカメラは二十万円以内を想定していたユーザーには手を出しづらい感じでしょうか。コンセプトは良いのですが売れ筋としての普及は難しいと感じます。残っている下位機種がK-70の現状で、エントリークラスからのクラスアップを考えるユーザーも少し厳しいですね。
ロージンバック
趣味の商品に価格の話はどうなんでしょうか。持つ喜びが最優先ではないでしょうか。実用品であればスマホのCPがダントツだと思いまし、スマホでは得られない画質が10年以上は文句なく使える性能・デザインに対して素直に評価してもいいのではないでしょうか。
田中太郎
こんなスペックだったんですね、辛口っていうけど妥当な評価だと個人的には思います
ニコン・キヤノンの残っている一眼レフユーザーを取り込めるような魅力的な機種を今出せば、今後の展開に繋がると思うのに一部のペンタックスファンしか買わないような機種では勿体ないですね
ぽち
今後も一眼レフを作り続けてもらうために必要なファンディング分だ思えば高くないですね
ブランドに見合う価格、と認識されるくらいになるとさらに良いですね~
KP
ペンタックスユーザーでもちょっと引く価格なので一般的に見ればこの価格はマイナスにしかならないでしょうね。
この価格なら隙のないツッコミの入らない仕様じゃないと。
グラハム
モニターとライブビューAFは、モニターは写真確認用とわりきってファインダーで撮影するスタイルを貫いたって事でいいのではないでしょうか
既存のPENTAXファン以外に響かない製品ってのはおもいっきりがいいですが今後出るレンズもカメラが売れてシェアが上がらなければ価格も上げて発売になるでしょう
そういった意味では他者と逆をいく価格戦略に出た印象が強いですね
個人的にはこの価格のくせにSDカードのスロット規格が揃ってない旧規格のコントローラー使ってるのは手抜きにみえめますね
ぽにょ
カメラは趣味のものという一面は確かにあるのですが、レビュアーは写真を撮る道具としてレビューしているので客観的にみて正当な評価のような気がします。
m2c
購入する前は、確実に悩む価格ですよね。買ってからは問題ないと思いますけれども。
ハイパーの操作性は唯一無二だと思っていましたが『他のカメラでプログラムシフトを使用するのとそれほど大きな違いはない』とあるのですが、具体的にはどういうことでしょうかね。記事のライターさんは、もしかしたら、グリーンボタンを使ったことないのではないかと勘繰ってしまいます。
ちょっとその辺の指摘には、違和感を感じますけれども。
K32
指摘のほとんどはPENTAXにとっては確信犯な部分と思いますが、どこまでが確信でどこがやり残しなのか、価格が高いゆえに作り手の割り切りと買い手の割り切りがマッチせず手を出しにくい。
近頃のスペックを前提に価格対比してしまうと不利になるのは、そもそも狙って無いだろうからやむを得ないけれど、それでもZ-6Ⅱはどうかなと思うこともある。慌てないで当面は現K-3Ⅱを使っているのが無難かと思っています。
lk
コンセプトがミラーレス時代の一般層からしたら逆行しているので辛口なのは開発も承知だと思います。そういう製品なのでそれでいいのです。
価格については全くその通りでAPSCのフラグシップライバル機から遅れること数年で追いついたか追い付いていないといった所。連射バッファは意外とあると思います。価格と最新機種にしてはもう一歩欲しいところですがペンタユーザーには大躍進。
モニター固定でこの値段も従来ペンタユーザー以外は見向きもしないと思います。現在はスタイリッシュなボディーが好まれる傾向なので頑丈なずんぐりとしたボディーは一般層には合わない感じはします。
せめてチルト、ペンタならではの3軸であればかなり良い方に価値観は変わったと思います。風景や星がメインですが赤道儀や三脚に据えた場合、最低限チルトが無いと使えない状態になります。
他社ユーザーを取り込むなら時代的には5年以上前に出ていれば喜ばれた機種ではないでしょうか。
ペンタには良いレンズがたくさんありますが、今はレンズアダプターが多いのでレンズだけ使いたいならボディーは関係ないですからね。
とは言えレフ機で最新機種なので使い勝手や性能はそれなりに良いのでレフ機派には・・・。ペンタ派には喜ばれると思います。
カメラ好き爺
私が持っていたKPと比べると、解像度、AF共に、月とすっぽんの差がありました。ライブビュー撮影はほとんどしないので、固定式については全く気になりません。確かに高額ですか、それでも欲しいというユーザーがいるので、ターゲットが一般的でないだけと思います。ミラーレスが優れている点か多いでしょうが、そうならミラーレスを購入すればいいと思います。リミテッドシリーズのレンズは個性的で、かつ軽量、安価ですから、レンズとあわせて考えたら、そんなに高額と思いません。よい一眼レフカメラです。まあ、趣味の世界てすから。
kooth
レンズの硝材のランクが上がると値段が跳ね上がる。
双眼鏡のプリズムの硝材のランクが上がると値段が跳ね上がる。
これと同じく
K-3IIIはペンタプリズムの硝材のランクを上げたので、その分高価。
実際に見え味は上々なので、自分は満足している。
ただ、OVFやEVFの見え味に余り興味がない人なら、
OVFより背面液晶の見え味向上(チルトやバリアングル)が大事だろうし、
プリズムよりバッファメモリや像面位相差AFに投資して欲しいと思うのは
自然なこと。
辛口評価は妥当と思う。
Phal.
光学ファインダーに拘ったカメラなのでモニターは固定式で問題ないです。
ライブビューに力入れてないのも同じ理由だと思います。
安い方がうれしいのは当然のことですが、先行き不透明な一眼レフなので作り続けてくれる方がうれしいです。
ジェラ
そもそも性能をミラーレスと比べる事自体が間違いでは?
こんなの比べたら一眼レフが出来ないことのオンパレードになるのは当然でしょう。
買う人はそれらを理解しているのだから大きな欠点にはならないと思う。この機種をたまたま買って後悔するなんてケースはまずないでしょうし。
これを買う人にとってはむしろミラーレスには光学ファインダーがないという欠点を抱えているわけですしね。
価格はお布施込み、もしくは事業継続のためのクラファンと考えて買っている人も多いのでは?
その証拠に延期しようが発売までたどり着けた事に感謝する声が結構大きかった。
他のメーカーでカメラが出て「ありがとう」という言葉が出ることってあまりありませんし、そういったカメラだと思いますね。
108
辛口と言えばまあそうですが、、ライブビューを割り切っているところなど、ほとんど確信犯的にやってますもんね。
むしろこのレビューの指摘通りにコストを抑えて万人向けに作ったとしたら、PENTAXとしてはそれこそジリ貧になってしまうと思います。
大手がミラーレスに舵を切ったタイミングで、AF性能の改善や挑戦的な光学ファインダーの開発ができた意義は非常に大きいですよ。
他メーカーの一眼レフユーザの取り込みという意味では、これから他メーカーの一眼レフのラインナップ自体が激減すると思われるので、
直接的にユーザの取り合いにはならないでしょう。
(おそらく必要に応じて他メーカーのミラーレスと使い分けるのが当たり前になるのでは)
今後、やっぱり一眼レフで撮りたい!という人の受け皿になるためにも、一眼レフとしての性能の底上げは必要だったと思います。
KK
モードダイヤルをPにしたままでプログラムオート/シャッタースピード優先/絞り優先を一瞬で切り替えられる最高の操作系なんですけどね。3つ目のダイヤルでISO優先にもできますし、ワンプッシュでISOオートに戻せますし。ちゃんと理解しているように思えないレビューです。
カタスマー
この機種はOVFに全力投球ですからね。
OVFに興味が無い人からしたら、完全に無駄なこだわりってことで高評価になったんでしょう。
高精度機械式レンジファインダーにこだわってるが故に超高価なライカと同じですね。
ライカのMシリーズなんて手ぶれ補正なし、AFなし、自動絞りなし、視差あり、別に小型軽量ではないというスペック上は極めて旧時代的でもビジネスとして成立しているのが凄いですよね。
願わくば、ペンタックスもその域に行って欲しいです(あんまり高価だと買えないので困りますが)。
朔
この辛口評価をむしろ褒められてるって思うべきでしょう。
バッファだけは確かに少ない気もしますが
PENTAXユーザーでそんなに連写する奴いるのか?とも思いますし。。。
ネコマート
今回の機種は薄型化と堅牢性のために固定モニターにしているようですが、実際の強度ってどれ程の差があるのでしょうか?
チルト、バリアングルは可動部分が弱いということは理解できますが、モニターを可動させていない時はむしろこれらの機種の方が丈夫に感じます。
固定式の場合は本体背面に大きな開口部があるため、背面から強い衝撃があった場合内側へのダメージは大きくなりそうです。対して開口部のない可動式のモデルは内側へのダメージは少ないのではと感じます。素人考えではありますが…。
イーグレットヘロン
フルサイズのレフ機でファインダーを覗いた後に、たまたまAPS-Cのファインダーを覗いた時、
ファインダーの小ささが気になった事があります。
K-3iiiはAPS-Cでありながらフルサイズに迫るファインダーが売りのポイントでもあるので、
新設計し歩留まりを改善するために苦労して作り上げたペンタプリズムの製造費が大きく影響してると思います。
レフ機のファインダーを覗いて撮影する楽しさをとことん追求したカメラ…と、
発売前のペンタックスのサイトにあった開発者コメントにありましたし。
ぺんたこす
KPと比べると初値倍程度なのですごく高く見えますが、KP発売時から見ると
最近は全般に値上がり傾向で、初値はD500、X-T4等上級機は20万円以上、
EOS 90D、α6600 辺りの中級機で15万円程度というのが相場だと考えれば、
これらのメーカーよりも格段に数が出ないペンタックスでミラーレスよりも
部材費的にはかかっているだろうことを考えれば25万円は妥当というか当然
なんじゃないかなと感じます。AF等がD500に対して劣るのでしょうが、
ファインダーの良さに例えば5万円払えるのであれば高くはないでしょう。
実際に高くても売れてはいるようなのでメーカーの選択としては間違って
なかったようですし。
ちなみに私はK-3 III凄く欲しいのですが、ボディに25万円ポンと支払える
余裕がないのが非常に残念です。もう少し安くて軽くてシンプルな機種を
貧乏人向けに出してもらえるとありがたいです(笑)
このレビューに関してはレビューの評価軸から考えれば妥当な評価かと思い
ますが、今更この評価軸でレフ機を評価する意味がないかなとは感じます。
価格帯性能比が良い、ライブビュー機能が良いことを重視するのであれば
ミラーレスしかないでしょう。
この評価軸ではライカ辺りはもっと厳しい評価になりそうですね。
今後レフ機を開発する唯一のメーカーになる可能性が高そうですので、この道で
生き残ることを考えるならフラグシップはファインダー専用機です、ライブビュー
はおまけです、という姿勢で臨めばよいと思います。良くも悪くも事業規模が
小さいからこそできる選択で、ニコン、キヤノンには真似できないことですしね。
ぶ
一眼レフが必要じゃない人にとっては、無駄に高い機種でしょうし仕方ないレビューと思います。
ただ、「新世代のパイパー操作系がプログラムシフトとそれほど大きな違いはない」には驚きました。絞りもシャッタも自分で選べるTavへ移行できるのが理解できてない。
操作系も、「フォーカスモードやドライブモードを切り替えるダイヤルやレバーが無い」と言うけどスマートファンクションへ割り当てればいい話だし、そもそも複数設定を包含したユーザモードで10個利用できます。(物理ダイヤルで5個)
Av、Tv等のモード毎に機能ダイヤルの設定も可能ですし、そこらへんの使い勝手が全く評価されていないのが残念です。
K3Ⅲの値段を見て、代わりにミラーレスでもと探した時に、スペック以前に操作面で(物理ダイヤルでのユーザモード数や、記憶できる設定内容等々)、外付けでもアストロトレーサで星が追尾できる事、シャッタの気持ち良さを考えたら、私の場合他の選択肢が見つかりませんでした。
因みに、電子シャッタ1/16000も既にファームで対応済みです。
YU
光学ファインダーは暗くなると見にくいし、老眼ではピントも掴みにくいので、EVFに頼りっきりです。
EVFに頼る視力になると、一眼レフ機は主軸にはなりえませんが、フィーリングの良さはわかります。
たまには使ってみたいと思うのですが、そのレベルの所有欲ですと、ものすごく高く感じてしまい、KPくらいの価格ならなぁと感じます。
今の価格をいつまで維持し続けられるのかわかりませんが、将来、グッと価格が下がることがあったら買ってみたいですね。
スナッキー
古い、出始めの頃のPENTAXのデジタル一眼レフを最近引っ張り出して使うのが密かな楽しみになっているのですが、なんとなく変わってない部分が有るように思います。
液晶は写ってるか?の確認がメイン。
動画はなし。固定液晶。操作していて楽しくなるUI。
フジのX-Pro3やRICOH自身のGR3みたいにコンセプトに忠実なのではないでしょうか。
バッファに関してはもっと潤沢に…とは思いますが、PENTAXのカメラってそこまでレリーズしっぱなしにできるイメージがないので何かこだわりでも有るのかも知れませんね。
小さな規模で目指すものを作り、ファンとともに歩む。
A-GPSやスマホ連携などは少し融通して欲しいところですが、いずれの会社も最適解は模索中ですし、後追いでも構わないかなとも思います。
なによりPENTAXが存続する事、欲しい人が買えることが重要かと。
僕はもう少し軽い機種が出たら買いますよ!
光
単純に一般の人は買えない、買わなくて良いときう値段設定ということ。コアな人達が買えば良いというメーカーの思惑。ペンタックスとしてはそれで満足なのでしょう。それ以上でもそれ以下でもない。
一般の人に買って欲しいと思うのなら初値15万、少したったら10万ちょいの商品を出さなきゃダメでしょうね。今回はマニア仕様の商品なのでしょう。私としては今のk-3mk2が壊れたら、先に値段ありきなのでd500などを購入するでしょう。仕方の無い選択です。だってmk3は欲しくても買えない値段設定ですからね。日を置いてそろそろ買い替えの時期にこの値段設定の機種を出すということはペンタックスは一般的なファンを手放す覚悟なのでしょうね。それでも、それでいいならいいと思います。一般の人は値段と性能の見合ったメーカーに流れるだけですから。
hamayu
ニッチな需要に応えるとこうなるんでしょう
光学ファインダーに価値を見出す人にしか刺さらないと思いますけれど、メーカー側でも承知の上のリリースなのでしょうね
Q数寄者
ペンタックス愛が試される製品ですね・・・
ここがだめだよと言われている部分ですが
(固定式のモニタ)は故障の防止と軽量化の為だし
私はむしろ固定式のまま大画面化と高精細化に頑張ってほしい。
(像面位相差AFの非搭載は大きな制限)についてはその通りです。
画質追及で像面位相差付きセンサーはあえて搭載しません。
とKPで言われていましたが、X-T4と比較されると変わらないとは?
像面位相差は感度の悪化と画質の低下が発生するというふれこみですが
技術の進歩ですかね?変わらないのであらば搭載を検討してほしい。
ピントの遅さがペンタックスの弱みですが、
レンズ性能はPLMモーター搭載でほぼ解決だと思うので頑張ってほしい。
(バッファの浅さで強みである高速連写性が損なわれる)は
無印K-3と比べるのはおかしいけど、RAWで約3秒間は連写できるのは変わらず、
他社との比較で負けているんですね。メモリ増強とフラッグシップなので
XQDカードダブルスロット搭載をお願いします。
要望としては内蔵小型フラッシュも復活させて欲しいです。
ファインダーシャッターと外国の方から鼻がモニターに当たると言われている
ようなのでアイピースをもう少し後ろに伸ばすようにお願いします。
いろいろ書きましたがペンタックス大好きです。頑張って!!
KT
辛口すぎるなぁ~
バッファに関しては私の機体では、もうちょい長めです...。
(ホントに実測したのかな?と思ったり...w)
快速急行
ニコンの3桁APS-C機やキヤノンの7D系統などハイエンド寄りのAPS-C機の売り出しは20万前後との記憶なのでそんなに驚く価格ではないのですが、フルサイズのミラーレスがこなれた価格で10万円台で買える時代ではどうしても高く見えてしまうのでしょうか。
ただ、ミラーレスのAPS-C機で高速連写としっかりとしたグリップを備えたボディはない認識なので、K-3 IIIが売れてミラーレスでももっと盛り上がってくれればと思いますが、そこまで望むと難しいでしょうか。
ままままま
確かに高い。貧乏人の私には手が届かない。
ただ、ファインダー像のクリアさ、倍率の高さは本当にすごい。
光学ファインダーの秀逸さにに価値を見出せるかどうで、評価が分かれると思う。
個人的な要望だけど、次はKP markⅡ を開発してくれないかなあ。
現行のKPと同様のコンパクトボディに、K3markⅢのUIとジョイスティックつけてもらえると飛び付きます。
Kentie
Nikon D6もモニターは固定式で像面位相差AFはありません
センサーもD5と変わらず,発表当初はライバルと比較されて「ガッカリ」「残念」など各方面から散々な言われようでした
オリンピックもご存知の通りの状況で,まさに八方塞がりでしたが,(一定の需要がある機種とはいえ)それなりに支持されており,私も愛用してます
ちなみに私はK-3Mk3も非常に気になりつつ,まだ手を出せていません…
D7は販売されないでしょうが,K-3シリーズはAFや記録媒体やバッファなど少しずつ改良し続けて欲しいと強く思います
noppo
ファンとしては色々言いたくなりますが、実際のところ、ペンタックスに対するこだわりや思い入れをすべて排除した中立な立場で評価すると、こういうことになってしまうのでしょう。最近のトレンドを思いっきり無視したカメラですからね。
ちばちば
ペンタユーザーでなく、D500ユーザーです。
D500に比べて画素数の多さやファインダーの大きさは、K-3Ⅲがやや優勢と思います。
連写数やチルトモニタはD500優位ですが、全体としてほぼ同等と思います。
そのため、メーカに拘らない方は、安くなったD500を買おうとなるでしょう。
K-3Ⅲも良いカメラですが、3、4年前に発売されていれば、もっと評価されたと思います。
ぷりん
規格が揃わないダブルスロットとバッファが小さいのは本当に泣き所で悔しささえ感じますがそれ以外はフラッグシップらしい造りは堅牢ですし概ね満足しています。長く使えるカメラだと思います。
ペタンク
バッテリーグリップを付けるとAPS-C版D5とでも言うべき機種(ただしバッファ少なめ)
なので高いどころか安いと思いますけどね。
ニコンくらい高級機をポンと買ってくれるユーザーが多ければバッファ増量、
GPS搭載でもう10万高い値段で売り出したんじゃないですかね。
像面位相差はリアレゾと相性が悪いので、特に上位機種では載せないと思いますよ。
くらげ
自分も少しは価格が下がるのを待とうかと思っていましたが、使いたい機会があって5月下旬に購入しました。
使ってみたら、従来機と比べてあまりに気持ち良く撮れるので、高いだけの価値はあったと感じました。いや、それ以上ですね。
今までがモデルチェンジごとに1歩前進だとすると、K-3iiiは3歩前進くらいの感じ。
K-1iiも今のところ出番激減です。
(フルサイズはFA limを使うのに欠かせないですが)
もちろん、何を撮るか、どういう流れで撮るかで価値は全然異なるので、あくまで自分にとって、ということですが、K-3iiiは少し背伸びしても使ってみる価値のあるカメラだと思います。
(唯一、バッファがもう少し多ければ非の打ち所がなかったと思う)
マークⅢ
ファインダーを覗いてその瞬間を切り取る。よいカメラです。撮影時液晶は使わないし撮影画像確認のみ。無難に映える写真をカメラが撮ってくれるカメラが好きな方は選ばんでしょうね。
直感的にファインダーを除きながらレンズの向こうにある景色を切り取るのであとで写真を見返したときに頭の中でその景色が浮かんでくるのがよいと思う。