ソニーが「α7R V」を正式発表

ソニーが、新世代のAFシステムと8K動画機能を搭載した高画素機「α7R V」を正式に発表しました。

カメラの新時代を切り開く『α7R V』発売

  • ソニーは、新開発のAIプロセッシングユニットを搭載し、高精度の被写体認識AF性能と高解像を備えたフルサイズミラーレス一眼カメラ 『α7R V』を発売する。発売日は11月25日。価格はオープン(市場推定価格は税込み56万円前後)。
  • AIプロセッシングユニットを搭載することで、人物の姿勢を高精度に認識できるようになり、人物の瞳の認識精度が『α7R IV』比で60%向上。瞳だけではなく、人間の胴体・頭部の位置をより高精度に認識する。
  • 従来の人物、動物に加え、α7Rシリーズとしては新たに、鳥、昆虫、車/列車、飛行機に対応し、静止画、動画を問わず幅広い被写体を精度よく認識できる。
  • 動物では、犬や猫のような動物の、頭や顔の認識が加わっただけでなく、一部の草食動物・小動物の瞳を認識しやすくなった。従来と比べ、動物に対する認識性能は約40%向上。
  • AIを活用した「リアルタイムトラッキング」を搭載。
  • 最新の画像処理エンジンBIONZ XRの高速処理性能と新開発のアルゴリズムによりAF性能が向上。
  • メカシャッターによる最高約10コマ/秒のAF/AE追従連続撮影に対応。
  • 従来比最大約8倍の高速処理能力を持つ最新の画像処理エンジンBIONZ XRの採用により、静止画・動画撮影における処理能力が大幅に向上。
  • 最新の画像処理システム搭載により、低感度時は約15ストップ(静止画時)の広いダイナミックレンジを実現。常用ISO感度ISO100~32000 (拡張ISO50~102400 、静止画時)の広い感度域をカバー。
  • 圧縮RAWで583枚、ロスレス圧縮RAWで547枚、JPEG撮影時は1000枚以上の連写持続性能を実現。
  • 進化したボディ内光学式5軸手ブレ補正ユニットおよび手ブレ補正アルゴリズムにより、α史上最高の8段の手ブレ補正効果を実現。
  • ピクセルシフトマルチ撮影が進化し、合成時に画像に含まれる人物や木の葉などの数ピクセル単位のわずかな動きを自動検出し補正する。
  • 高解像8K24p動画撮影に対応。Super 35mmでは全画素読み出しにより、4K 動画に必要な画素数の約2.6倍の豊富な情報量から4K映像で記録。フルHD記録時は、最大120pのハイフレームレート動画をカメラ内で記録できる。
  • S-Cinetone(エスシネトーン)を搭載。
  • 従来のチルト液晶モニターと横開きバリアングル液晶モニターの利便性を兼ね備え、横位置でも縦位置でも見やすい位置に自在に角度を調整できる、ソニー独自の4軸マルチアングル液晶モニターを新開発。
  • EVFはクラス最高解像度の約944万ドットの高精細OLEDを採用し、従来比約1.6倍の高解像度化を実現。
  • スロット1(上)、スロット2(下)ともに、CFexpress Type AメモリーカードとSDXC/SDHCメモリーカード UHS-II/UHS-Iに対応。

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長い間登場が噂され続けてきたα7R Vがついに正式発表されましたね。スペックはほぼリーク情報通りで、AIを活用した新しいAFシステムや8段分の効果のIBIS、バリアングルとチルトを兼ね備えた新開発のマルチアングルモニタ等が採用され、盛り沢山の内容になっているという印象です。画素数はα7R IVから据え置きですが、これだけ進化しているとα7R Vに買い替えたくなりそうですね。