富士フイルムX-ProシリーズはX-Pro3で終わりになるのだろうか?

DigitalCameraWorldに、富士フイルムX-Proシリーズの今後に関する考察記事が掲載されています。

Could this be the end of the Fujifilm X-Pro range?

  • 富士フイルムX-Proシリーズは終焉を迎えるのだろうか? 最近の富士フイルムはX-T5とX-H2Sに焦点を合わせており、X-Proシリーズはどこに行くのだろうか?

    X-Pro4が登場する気配はなく、富士フイルムはX-Pro3の生産を終了したという噂も流れており、この愛すべきシリーズはこれで終わりなのだろうか。

    X-Pro1が発売されてから10年、X-Tシリーズ、X-Hシリーズ、GFXシリーズなどのブランドを定義付けるカメラが登場し、他のシリーズに注目が集まる中、X-Pro4が登場することはあるのだろうか? X-Pro1の後、X-Pro2とX-Pro3が登場したが、後者は少し好き嫌いが分かれるカメラとなった。

    富士フイルムは、大胆にもX-Pro3で開かなければ使えない隠しモニタ(Hidden LCD)を採用した。言うまでもないことだが、このモニタを誰もが気に入ったわけではない。

    富士フイルムからの公式な発表はないが、X-Pro3は米国のB&Hや英国のWex Photo Videoなどの販売店で「生産終了」「一時的に入手不可」「入荷待ち」などと記載されている。また、Fuji RumorsもX-Pro3が生産を終了している可能性があると報告している。

    X-Pro3が入手できない理由の一つは耐久性に関する集団訴訟に関係している可能性がある。あるいは、カメラの設計を前進させるのではなく後退させる準備(Hidden LCDを受け入れる準備)が人々にできていなかっただけかもしれない。X-T5とX-H2は驚くほどの性能のカメラなので、ことによるとX-Proシリーズにはもはや需要がないのかもしれない。

    X-Pro3が好きか嫌いかは別にして、富士フイルムの大胆で実験的な姿勢は称賛に値する。そして、X-Pro4がどのようなものになるのか楽しみだ。

 

X-Proシリーズは光学ファインダーでじっくりと写真を撮りたい人向けのカメラなので、X-TとX-Hシリーズが高性能なカメラに進化しても、それだけでX-Proシリーズの需要が無くなることはないような気がします。

X-Pro3のHidden LCDは使い勝手と耐久性の問題があるようなので、X-Pro4が登場するとしたらモニタの可動機構は変わるような気がしますが、どうなることでしょうか。また、X-Proシリーズはモニタレスにして欲しいという要望が結構あるようなので、大冒険ですが、M10-Dのようなモニタレスのカメラだったら面白いかもしれませんね。