富士フイルムが、原材料の調達不足により、135のカラーネガ3種、135のリバーサル3種、120のリバーサル3種の写真用フィルムの一時受注停止をアナウンスしています。
・富士フイルム、一部の写真フィルムを一時受注停止。原材料の調達不足で
- 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社は3月29日、135サイズのカラーネガフィルムと135・120サイズのリバーサルフィルムについて、国内での注文受け付けを一時停止すると発表した。原材料の調達不足により、十分な製品供給を行うことが困難な状況であるためとしている。再開時期は改めて案内するという。対象製品は次の通り。
□カラーネガフィルム 135
・フジカラー FUJICOLOR 100
・フジカラー SUPERIA PREMIUM 400
・フジカラー SUPERIA X-TRA 400
□リバーサルフィルム 135
・フジクローム Velvia 50
・フジクローム Velvia 100
・フジクローム PROVIA 100F
□リバーサルフィルム 120
・フジクローム Velvia 50
・フジクローム Velvia 100
・フジクローム PROVIA 100F
富士フイルムが一部の写真フィルムの受注一時停止を発表していますが、一部と言っても135は現行のカラーフィルム全てが対象となっているので、フィルムカメラ愛好家にとってこれは非常に困った事態ですね。フィルムは今でも価格が高騰していますが、富士フイルムの135のネガとリバーサルが市場から消えたら、更に価格が高騰しそうですね。
F6
現実、写ルンですを含めて、もう半年以上まえから供給逼迫の状態でした、大手量販店でさえ割り当て制で、地域の店舗ではフィルムの入手は困難だと聞いてます。コダックも国内の正規販売から撤退をしており、しばらくはフィルムは入手が難しい状況になるようです。
写ルンですに関しては逼迫状況は若干回復をした模様ですが・・・・・
fujicascope
最近供給が逼迫してるものと言うと真っ先に「鶏卵」が思いついたのですが…さすがに関係ないですよね。
swing
写ルンですを分解してフィルムを取り出す、といういにしえの技が復活したりするかも…。
ISO800のフィルムを得るために流行ったと聞いたことがあります。
rocky
これで、とうとうフィルム撮影そのものをやめてしまう方々が続出しそうで心配です。世界中で色々な原材料の調達不足が叫ばれていますが、もともと重要が少なくなってきているフィルムは、最もそのあおりを食いやすいのでしょうね。バルナックライカにフィルムを通す儀式のような所作を、誰も知らなくなる日が来ないことを願うばかりです。
フィルムファン
リコーがフィルムカメラを復活させるって言ってたけど、いくらカメラのボディを作ったところで肝心なフィルムが無ければ始まらない
今の時代、クラウドファンディングとかでフィルムの安定供給を図れないものなのかな
ジェラ
原材料の不足という理由ですが、要は調達コストもかなり上がってしまっているって事ですよね。
となれば今後劇的に解消される事は考えにくく、再開できたとしても上がった調達コストが完全にもとに戻る事はなさそう。その結果どの程度価格に影響するのか。
不足や値上げは世の中全体の流れだけど、フィルムのような限られた市場はより先行きが不透明になっていくと思います。
kmz
新しい材料のフィルムを今から新規開発する訳にもいかないでしょうし、なかなか厳しい状況ですね。
シネフィルムを詰め替えた怪しげなものも出回っているようですし、混乱が当分続いてしまうのでしょうか。
arma
https://petapixel.com/2022/10/12/we-cannot-keep-up-with-demand-kodak-are-hiring-film-technicians/
去年の秋にコダックはフィルム生産のための人員増強をしているというニュースがあったくらいなのでフィルムの未来は案外明るいと信じたいです。。
雇われ息子
かつてあったピールアパートフィルムは終売間際まで逆輸入品が出回ってましたから、国内向けが受注停止されたら海外向けを逆輸入する販売店が出てきて欲しいです。
take
X-Tra400なんかは既にKodak OEM品らしいと聞いてますね 製造国の記載もなかったですし。 元々Kodak派ではありますが、FUJI派のユーザーの方々がフイルムから離れたりされないか心配です。。。
需要はあるのに供給がないせいであったはずの需要すら失うのはなんとも心苦しく思います。
nag
> takeさん
去年の9月から再販されてるX-TRA 400は日本製です。シール剥がせば箱にちゃんと書いてあります。ただシールそのものに書いてないので、そのうち海外製(OEM)になる可能性もあります。
一方北米の量販店で販売されるアメリカ製のFUJIFILM 200(フジカラーC200とは別物)はコダックOEMで、B&Hで販売準備中のFUJIFILM 400(X-TRA 400とは別物)もアメリカ製なので、こちらもコダックのOEMかもしれません。
黒皮病患者
残念です。
終売になる日も近いと腹を括るしかありません。
一度、このような形になると生産システム自体を復活させるのに膨大なコストがかかりますので、終売は時間の問題でしょう。
フィルムの原材料である醋酸セルロースは、パルプを大量に使用してセルロースを精製して作られると書籍で目にしたことがあります。近年のパルプ価格高騰は異常な反面、コロイダルタイプのセルロースは需要が拡大しています。ここ数年価格が上がる一方です。
こうなると、フィルムの値下げはおろか明るいニュースは望み薄のように感じております。
これを機にカラーはデジタルに移行します。フィルム文化の存続に貢献してくださる企業に対しては感謝していますが、ただただ残念です。
mameo
これからとりあえずは
KodakとLomographyのフィルムを
使っていこうと思います。
イチゲキ
残念です。
幸いにも年末に買い漁って富士フィルムは10本ほど在庫がありますが、大事に使って行こうと思います。
ILFORD HP5 PLUS も気がついたら1000円超えしてて高くなっていますし本当に厳しい状況ですね。
ぶらりん
半導体製造ラインがコロナからの急回復で、一方フォトレジストなどの材料ではウクライナ戦争絡みの調達不足だそうです。
富士フィルムが手掛ける半導体製造向けビジネスを優先させるための経営判断という感じがします。日本メーカーだけで世界市場のほぼ全てを握っていると言われるだけに社会的責務とも言えますね。
世の中が変われば「不要不急」のターゲットも移り変わるということでしょうか。