2024年一番売れたミラーレスカメラは2023年に続き「ZV-E10」

BCN+Rに2024年のミラーレスカメラの年間販売台数ランキングとメーカー別の販売台数シェアが掲載されています。

2024年に売れたミラーレス一眼TOP10、ソニー「VLOGCAM ZV-E10」が2年連続首位

  • 2024年のミラーレス一眼(シリーズ別)販売台数ランキングは、ソニーの「VLOGCAM ZV-E10」が1位を獲得。2023年に続き、2年連続での年間首位となった。
  • ソニーの「VLOGCAM ZV-E10」は21年9月の発売以降、好調な売れ行きが続いており、22年は年間2位、23年は年間1位を獲得していた。24年も勢いは衰えず、8月に後継の「VLOGCAM ZV-E10 II」が発売となった今でもランキングの上位に入っている。
  • 2位と3位はキヤノンの「EOS R」シリーズが獲得した。2位の「EOS R50」は23年3月発売で、3位の「EOS R10」は22年7月発売。どちらも息の長い売れ筋製品だ。2シリーズの合計シェアは18.3%と、同社全体の7割超を占めている。

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  • メーカー別の販売台数シェアでは、ソニーが35.8%を獲得。昨年よりも1.8ポイント伸ばし、2年連続の年間首位となった。
  • 3位にはシェアは14.5%でニコンがランクインした。同社にとって年間TOP3入りは初めて。20年8月発売の「Z 30」や21年7月発売の「Z fc」など、発売から数年経過したモデルが根強く売れ、シェアを支えた。

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ZV-E10は昨年8月に後継機のZV-E10IIが登場していますが、販売の勢いは全く落ちていないようで、キヤノンのEOS R50を大幅に超える販売台数シェアで2024年も1位を達成しています。現在、安価なエントリーモデルが少ないので、Vlog機のZV-E10がエントリーモデルの役割を担っているようですね。

メーカー別の年間シェアでは、ソニーがキヤノンに10%近いかなり大きな差をつけています。ニコンはシェアを追わない方針に転換した割りには、14.5%と、結構シェアも取っているという印象です。