THE MAP TIMESにマップカメラの2024年度(2024年4月から2025年3月まで)の販売台数ランキングTop20が掲載されています。
- 2024年度(2024年4月から2025年3月末まで)の1年間の新品デジカメ販売数ランキング
1位 FUJIFILM X100VI
2位 SONY α7C II
3位 FUJIFILM X-T50
4位 Nikon Z f
5位 FUJIFILM X-T5
6位 Canon EOS R5 Mark II
7位 Nikon Z6III
8位 RICOH GR IIIx
9位 SONY α7IV
10位 Canon EOS R6 Mark II
11位 Nikon Z50II
12位 Nikon Z8
13位 SONY α7RV
14位 FUJIFILM X-M5
15位 RICOH GR III
16位 Panasonic LUMIX S9
17位 DJI Osmo Pocket 3
18位 OM SYSTEM OM-1 Mark II
19位 Nikon Z fc
20位 SONY VLOGCAM ZV-E10 - 2024年度の新品部門を制したのは、なんと「FUJIFILM X100VI」。2位以下に大差をつけての1位獲得だ。X100VIは現在もメーカーからの供給が安定せず、入荷があった段階でその数だけ注文を承るという状況が続いている。そんな状況下にありながらの年間1位獲得は、正直伝える私達にとっても複雑な思いがあるが、それだけ多くの方からの支持を集め、1年経った今でも全く人気が衰えていないことには本当に驚かされる。
- 年間2位に入ったのは、「SONY α7C II」。年間を通して安定した供給を続けたSONYの頑張りも特筆もの。他メーカーが軒並み人気機種の供給不足に陥るなか、常に安定した供給数を誇りユーザーの手に製品を送り続けたことが、今回の2位獲得に大きく貢献したのは確かだ。
- 3位は「FUJIFILM X-T50」。2024年6月28日発売、2024年度に発売されたモデルのなかでの最上位となった。突然姿を消してしまう月もあり、かなり変動の激しい機体だった。
- 6位は「Canon EOS R5 Mark II」、2024年8月発売。供給不安定な状況が解消されたのは12月に入ってから。ようやく予約された方全員に行き渡り「在庫あり」の状態になったが、そこで一息ついてしまったか、その後ランク外に落ちてしまうこともあった。高価格帯の機種ゆえランキング上位を維持するのは難しいようだ。
- 7位は「Nikon Z6III」。2024年7月に発売され、大変な注目を集めた機体だが、全く予想外の動向を示した1台となった。発売月、2位以下を圧倒する大差で首位を獲得したZ6III。なんと翌9月、Z6IIIが10位とまさかの急降下。12月以降姿を消してしまった。これまで長くランキングを見てきましたが、供給不足以外で主力メーカーの話題機がこうも急激な動向を示したことは記憶にない。
供給不足が続いていてほとんど店頭に並ばないX100IVですが、マップカメラで年間1位になるほど売れているとは驚きですね。富士フイルムはこの他にも3位、5位、14位にランクインしており、現在、マップカメラでは一番存在感のあるメーカーになっているという印象です。
ソニーはα7CIIが人気を維持していますが、α7 IVは発売から時間が経ってさすがに以前の勢いはなくなってきているようです。あと、マップカメラではAPS-Cでは売れ筋のZV-E10IIがあまり人気がないのが気になるところです。
ニコンはZ6IIIが初登場で1位だったものの、その人気を維持できなかったのが気になるところですね。キヤノンは同社でトップのEOS R5 IIが6位で、もう少し上位に食い込みたいところですね。
カタスマー
あれだけ品薄でも大差をつけてのトップとなると、逆にあれほどの品薄もやむを得ない気がしてきました
他の在庫潤沢な機種とは前提が違いすぎるので安易に「もっと用意しろ」とは言えないですね
ほっじす
底が見えぬバックオーダーと必死に格闘するX100VIと、安定した人気に高い供給力で市場を牽引しているα7Cii。そして、X100VIの横でこれまた必死に生産ラインを回し続けているX-T50といった感じですね。。
正直、X100VIとX-T50はもっと順位下かと思っていましたが、こうしてランキングを見ると富士は相当頑張っていて、あり得ない量のバックオーダーと格闘していることがよくわかりますね。。
Rosso Alfa
以前富士のマネージャーが、X100VIは既存機の数年分の注文が一気に押し寄せたと言っていましたが、X100Vの月産台数が7,500台だったので30~40万台くらいの注文を一気に抱えたということでしょうね。
X100VIは当初月産15,000台、昨年夏ごろから更に増産体制を整えたようなので、毎月2万台以上フル生産を続けてやっとバックオーダーを解消する目途が立ってきたという所なのでしょう。
他社を含めても、ミラーレス機としては空前の大ヒット作ですね。