ニコン「Z7II」後継機には低照度AF性能の大幅な改善を期待したい

DigitalCameraWorldに、ニコンZ7II後継機への要望の意見記事が掲載されています。

The Nikon Z7 II is a solid camera, but I really hope the successor borrows this key feature from the Z5 II

  • Z7IIは今秋で発売5周年になり、後継機に関する噂が飛び交っている。ニコンのミドルレンジZシリーズにぜひ搭載してほしい機能が1つあるとすれば、それはつい最近Z5IIに搭載された-10EVの暗所でもフォーカス可能なAFシステムだ。

    ミラーレスカメラが登場し始めた頃は、低照度では一眼レフが依然として優れたAF性能を誇っていた。しかし、ミラーレスのAF技術は着実に進歩し、今では性能面で優位に立っている。それでも、Z5IIの-10EV対応のAFは印象的だ。Z9でさえ-7EVで、星景撮影の明るさは-9EVに過ぎないからだ。

    カメラを購入する際に私が重視する要素の一つは、低照度下でのAF性能だ。これは、私がウェディングフォトグラファーなので、暗いダンスフロアでもピントを合わせられるカメラが必要なためだ。低照度下でのAF性能は、厳しい状況下でのカメラの性能を示す良い指標となる。

    だから、Z5IIのスペックシートでAFのEV値が-10EVと書いてあるのを見て、本当に驚いた。これは大きな飛躍だ。Z7IIは-3EV、低照度モードにしても-4EVまでにしか対応しない。Z5II の低照度AFの飛躍的な進歩は、次期ミドルレンジフルサイズミラーレスカメラも低照度AFが大幅な改善が期待できる根拠になるだろう。

    高解像度センサーは、低解像度センサーよりもAFがやや弱くなる傾向があるため、4570万画素センサーに-10EVのAFシステムを搭載することが技術的に可能かどうかは疑問だ。しかし、もしZ7IIIが登場すれば、少なくとも低照度性能が大幅に向上するというのは、かなり妥当な期待値だと思う。

 

Z7II後継機は、現在、近日中には登場しないと噂されていますが、もし登場するとすれば、少なくとも画像処理エンジンは変わるはずなので、AF性能の大幅な改善は期待してもよさそうですね。Z7シリーズは高画素センサーなので、Z5IIと同等の低照度AF性能は厳しいかもしれませんが、Z8/Z9と同等か、それを少し上回る程度の性能は期待してもよさそうです。