SonyAlphaRumorsで、一昨日発表されたソニーのフルサイズコンパクト「RX1R III」の良い点、悪い点、欠点などの感想が述べられています。
・The Good, Bad and the Ugly of the new Sony RX1rIIII
- RX1RIII について感想を述べさせて欲しい。全体的に見て、この新モデルは、個々のパーツのスペック以上に印象的なものになっていると思う。このシリーズの本質は、「持ち運べる最もコンパクトなフルサイズ+レンズのカメラ」であることだ。そして、そこにこのシリーズならではの独自の価値がある。このカメラの「良い点」「悪い点」「ひどい部分」を話したいと思う。
良い点:
・依然として、手に入る中で最もコンパクトかつ軽量なレンズ固定式フルサイズカメラという点だ。そしてこれこそが唯一の購入理由とも言えるだろう! X100VIと同程度のコンパクトさでありながら、RX1RIIIは画質もAF性能も優れている(X100VIにはIBISがあるが)。より適切な比較対象としてはライカQ3が挙げられるが、Q3は大きく重く高価だ。
・高解像度61MPのExmor RセンサーとBIONZ XRプロセッサーを搭載(α7CRと同じ)、 これ以上ないレベルのスペックだ!
・AIによる被写体認識AFと693点位相差AF、現時点で市場最高のAF性能だ!
・動画性能の強化(10-bit 4K30、S-Cinetone、LUT対応)
・新型NP-FW50バッテリーにより大幅にバッテリーライフが向上(最大520枚の撮影が可能)
・トッププレートの再設計:フラットになり、マルチファンクションシューが埋め込み式に。EVFも固定式に。
・縦位置撮影に対応した新しいタッチUI
悪い点:
・レンズは従来と同じ。もっとコンパクト化するとか、開放F値を明るくするとか、もしくはレンズ内手ブレ補正を追加して欲しかった
・レンズに手ブレ補正が内蔵されていない
・従来と同じ236万ドットのEVF。せめてチルト式にして欲しかった。
・価格設定。ライカに近い価格なのに、ライカのような"高級感"がないのでは?
ひどい点(Ugly):
・なぜこんなに極秘に発表されたのか?ソニーUSAやBHphotoでさえ、発表を知らなかったようだ。こんな重要なカメラなので、もっとメディアでしっかり取り上げられるべきだったのでは?
・新しいクリエイティブスタイル自体は良いが...名前が「Film 1」「Film 2」「Film 3」とはネーミングにやる気がなさすぎでは? もう少しまともなブランディングをして欲しい。
RX1R III の悪い点としてレンズが挙げられていますが、評判の良かったレンズとは言えかなり昔の設計なので、6000万画素の高解像度センサーでどのような描写をするのかは少々気になるところかもしれません。
EVFに関しては画質の良いパネルを積むとサイズが大きくなったり、バッテリーライフが短くなる等の問題があるのかもしれませんね。
あとは、価格が高い割りにはライカのような高級感がないと述べられていますが、カタログ写真を見る限りでは価格相応の高級感はあるように感じます。実物はどうなのでしょうか。
電卓
高額ではありますが、昨今のコンデジブームもあり、長期にわたり売れるカメラだと思いますね。マップやヨドバシでは、一位もあるように思います。
マウントが無い分、全域の画質の安定性も良いと思うので、35mmを主として使う人にとっては、この上ない機種でしょう。
朔
高級感の下りはなんとなくわかります。
かなりフラットにして全面のダイヤルも無くなりましたしプリミティブにはなってるんですがイマイチそれが高級感ではなくコンデジ感に繋がってる様に思います。
先代のデザインはSONYの考えるカメラの哲学がデザインとして如実に現れてたのですが、今回は良くも悪くもそれを削ぎ落としたと思いますね。
ただ実用性は凄く上がってる様な気はします。EVFも収納式よりは断然搭載しやすかったでしょうし、チルト機構省いたのも英断だと思いますね。完全にちゃんと構えて撮るカメラになったと思います。
カタスマー
> 新しいクリエイティブスタイル自体は良いが...名前が「Film 1」「Film 2」「Film 3」とはネーミングにやる気がなさすぎでは?
うーん、SONYらしいと言えばらしいですね
それこそフィルムシミュレーションの先駆者で開拓者の富士フイルムとは対照的です
My Favorite Things
RX1RII 43万円 → RX1RIII 66万円は、53%の増額ですが、前機から10年経っているので、比較対象は、
ライカQ(2015年、59万円)→ Q3(101万円、71%増)
フジX100T(2014年、15万円)→ X100IV(28万円、87%増)
でしょうか。こう考えるとむしろ安いのかも、と。
光芒大師
高画素機で500gクラスと軽いのでIBISがないRX1R IIIは手ブレ具合が気になります。
FujiのGFX100RFもIBISがない為歩留まりは悪いという評価もありました。
シャッター振動が少ないならいいのですが、その辺の情報も待ちたいと思います。
それとα7CRでいいじゃないかという意見もありましたが、レンズ付けるとさほど小さくはないし、シャッター振動も大きく上位機種を使っていると気になる機体ではあります。
しかし、チューニングが合っていたんでしょうがレンズもGMを冠したくらいの新しいレンズだったら良かったな。
部長
自分はこの値段ならバッテリー持ちとか考えてGFX100RF買うかなぁ。
極秘に発表されたことについてはむしろこれでもいいくらいですけどね。
事前リークが多すぎるのも企業ガバナンスどうなってんだよって気になりますし。
まぁここにいる人達は自分含めリーク情報大好きでしょうけど(笑)
北もんた
寿命の長い機種を目指しているのでしょうか。
IBISについてはFujiのRFと同様に必要なイメージサークルに対するレンズの大きさがネックになったのではないかと想像します。液晶も含めて、最初の目標にサイズ感を含めたデザインがあって、そこを優先したのかな、と。だとすると、すごいこだわりですね。
自分自身、最近は三脚を使った写真撮影の良さを思い出しているところなので、IBISに頼らず、しかもレンズサイズを制限するのであれば手軽に使える三脚が欲しいところです。
小型カメラであれば、マグネットチャックでも十二分だと思うので、カメラ業界のリーダーシップ的メーカーの揃う日本で、新しいクイックシュー規格でもできると嬉しいです。
週末星撮り
リークがなかったところはむしろほめたたえるべき点なきがしますが…(笑)
値段もこのご時世納得性がある金額ですし、AIAF等機能もアップしていてすごいと思います。(内部がかなりギチギチのはずですが、どうやったのでしょうか…。)
ただ、レンズ設計くらいは見直してもよかったのでは…という気がしますね。
XperiaとかもですがZEISSブランドってそんなに大事なんですかね…。
ずっとT二桁
コンデジ感の元はやはり“PASMダイヤル”でしょう(w
比較対象に出されるライカも富士も、あそこにはシャッタースピードダイアル。
伝統的なカメラのスタイルから外れる部分が違和感に繋がるんですよね。
逆に写真機文化を引き摺っていないSONYには別の道もあったかなと思う事も。
(だが写真機の呪縛を打ち捨てて行くのは老舗レンズメーカのSIGMA)
霙
価格から感覚がマヒしてましたが
RX1シリーズはαではなくCyber-shotシリーズなんですよね。
レンズが未だにZeissなのはCyber-shotだからなのでしょうか?
レンズ以外の最新技術なんかもαチームに優先されたりしてるのかな、勘ぐっちゃいます。
ぬんぬーん
何よりレンズ固定式なのに防塵防滴無さそうなのが辛いです。。
先先代、先代共に汚れ混入で悩まされたので。。
ササニシキ
初代が30万円切る価格で並んでたのを
覚えてる身としては高くなったなぁですが、
今の時代としては妥当なのかも知れません。
ただ、これだけ時間が開いて、
センサーの更新だけに感じてしまうのは少し残念。
ガワも変わってますが、そこにコスト掛けるより、
中身に回して欲しかったです。
正直、防振は欲しかったなぁ・・・
レンズ、ボディ内どちらでも良いので。
Cyber-shot好き
値段を除けば、いいカメラだと思います。
ソニーは昔からαよりCyber-shotのほうがコンセプトが明確でデザインがこなれていますね。αは各社をツギハギした感じ。
microzukoh
レンズ一体型のメリットをとことん突き詰めたカメラかもしれないですね。
逆にメリットを削ぐ機能は除去している。
手ブレ補正なしなのは、「レンズの光軸とイメージセンサーの撮像面の位置をミクロン単位で1台ずつ最適化」というレンズ一体型だからこその対応をしている以上、搭載したら台無しになったことでしょう。
IBISもレンズISも、メーカーは画質劣化はない(許容範囲内)と言いますが実際は案外劣化してますし…。
シャッターショックを気にされてる方おりますが、このカメラはレンズシャッターなのでほぼショック無しですね。微ブレの原因がシャッターショックということはけっこう多いので、レンズシャッターというだけで画質にはずいぶん有利だと思います。
F5.6未満の時SS上限が下がるのがデメリットですが、電子シャッターが使えるので問題無さそう。
液晶がチルトしなかったり、EVFがポップアップしないのも、しっかり構えて撮ることを重視した結果とも考えられそうです。
ひどい点に関しては…、別にひどくないと思いますが…(笑
メキシカン
長らく待っていたので残念ですがほぼセンサーの更新のみでこの価格はちょっと手が出せません
最近のSONYは後継機でガッカリすることが多い印象です
それだけ先代のバリューが高いという事かもしれませんが
コツメチャン
ライカはライカブランドというだけで高価になるのはよくわかるのですが、ソニーはそういうメーカーでは無いと思うので、さすがに高すぎると思います。
私自身40万前後なら検討したかもしれませんが、60万超えはさすがに。。。
円安のせいかと思いきや、海外(ドルベース)でも高いという批判の声がけっこうでています。
3275
特設サイトを見てきました。
ソニーがこのカメラを大切に、一過性のものとしてではなくブランドとして販売してくれるならば写りを含めて、納得の値段だと感じました!
ツァイスの夢を再び見せてくれる、そんな絵ですね。ときめく。
「α7cR + 35mmF1.8」の組み合わせだと20万ほどお安く購入できますが...(重量は150gほどプラス)
そしてバッテリーを何とかして100の方にしてくれていれば!
サブとしても活躍できるのになあ。
ほっじす
先代はソフト面でしかほぼ不満がなかったので、私的には十分な強化内容ですね。
ハード面は6000万画素への変更に加えて画像エンジンとAF用のAIユニットとかなり強化されていますし言うことはないです。
レンズに関しては、それだけこの光学系が優秀なのかなと。
…まぁ、実際は画質向上と小型化とマクロモードの維持と全部こなすことはできなかったのかなともおもいます。ギチギチのコンデジ用光学系ですしね。
とってもオイシイ話題なので、事前リーク無しについては恨み節という感じですね(苦笑
ヤマ
ライカやフジのレンズ一体型とももちろん比較されますが、α7CRとの比較から値段が高く感じてしまう人が多いのではないでしょうか。
個人的には常に鞄に入れて持ち歩くカメラには手ぶれ補正が入っていないほうが故障リスクが低いと思っているので不要と思っているのですがセンサーダストなどのゴミを落とす機能がないのが長く愛用する上で不安があります。
あとはα7CRとはスペック同じに見えるけど「ちょっと待て全然撮ったものはα7CRと違うぞ!」という驚きがあったら無理してでも買います!!
高級感はアイアンブラックというのに期待してます。
望遠魚眼
写りの追求とか持つ喜び志向とか、昔のMinolta TC-1をちょっと連想します(焦点距離は28mmじゃなくて35mmですが)。SONYにはこういう尖った機種もやってもらって良いと思います。ただ、現時点でこういう孤高の一芸巧者みたいなデジタルカメラって需要のほどはどうなんでしょう。何よりTC-1のころとは時代の空気が違ってしまってます。自分はα1IIにGMや単焦点レンズで間に合ってしまってるんで。。。すいません。
ぽにょ
α7CRとの関係は悩ましいですね、α7CRはGMレンズを付けるとそれなりに大きくなるのでRX1RIIIのツアイスレンズがGMレンズと同等又はそれに近い光学性能ならコンパクトさがメリットになるんでしょうね。
yt
α7CR & 35mmGM の組み合わせに近い価格設定ですね。
使用レビューを楽しみにしています。
med
コンデジがブーム!などといってもやはり全盛期とはまったく違う市場環境の昨今。
RX1R IIIの内容や価格設定からは「余裕があるわけではない」というのは感じました。
初代、先代の頃よりも限られた開発リソースから製品を成立させる苦労があったのではないかと思います。
諸々の「こうだったらよかったのに」がこの先叶うかどうかはこれの成功にかかっているのでしょう。
今日から展示開始ですがすでにメディアの実機レビューも掲載されてますね。
山屋
スチルでは
やはり高画素機 単焦点 クロップというのが
最近のトレンドだと思います
軽量化重視の自分としてはSONYの方向性に
共感が持てます
長く売れる機種になると思います
出してくれて感謝です
RX1R
以前RX1Rを使っていましたがもう手放してしまいました。チルトをやめてファインダーで撮るの推しであればQ3のように0.5型の液晶を載せて欲しかったです。
ライカ以外のコンデジでは30-40万円くらいがいいところなのではないかと思います。(GFX100RFも厳しいようですし)もう少しスペック落として安くしてくれたらと思ってしまいますね。どうなるか楽しみです。
いっしー
レンズ据え置きは開発コストを抑えるのが第一だと思いますが
画質をアップさせようとすればどうやっても今よりは大きくなる そこを避けたんでしょうね
また、APS-C用の16-50PZの2型はレンズ設計が前のままで画質は変わっていませんが、AFの追従性が上がるなど改善がありました そういった見えない変更がある可能性はあります
手ぶれ補正に関しても同様です フルサイズレンズに対応するメカを載せればそれなりに大きくなります ならα7C系統でいいやとなります
何もかもサイズを優先した結果かと思います
αゆずりのBIONZ XRとAiAF搭載で、競合他社に比べてAFの信頼度は高いと思いますので、そこに魅力を感じるなら代えがたいものになるのではと思います
C62
A7CR+35mmGMを持参して先行体験に行ってきました。
仕様と価格は不満多いですが、それはさておき画質比較の個人評価です。
(RX1RはJPG、A7CRはRawで共に撮って出し。同被写体、同撮影条件。)
1)解像感
わずかにRX1Rの勝ち。そもそも35mmGMは線が太いのが敗因か?
2)描画の質感
RX1Rが良いように見える。コントラストと彩度高く、立体感がある。
言い方変えるとA7CRはマイルドで好みの問題かも。
ただし、JPG化粧の可能性あり参考程度。
RX1Rはホワイトバランスが稀に崩れることがあった。
3)ボケ
明らかにA7CR(35mmGM)の勝ち。
なぜか同じF2で35mmGMの方がボケが大きい。実効F値の差?
35mmGMはきれいな円形に対し、RX1Rはややレモン傾向。
この特性は絞り込むに連れ相対的に差は縮まるものの常に35mmGMの方に良好。
ボケの質感は主観的判断が大きいので省略。
※35mmと言えど、近距離撮影ではA7CRのボディ内手ぶれ補正はありがたい。
プラスX
古い話ですが、フィルム時代にKonica Hexar(レンズ固定型)を楽しんだ者として、35ミリ専用機には以前から興味があります。リコーGRシリーズは28ミリ相当なので、少し馴染めませんでした。でも、ここまでハイスペックではなくて、リコーGRシリーズくらいの大きさや価格を目指してほしいです、というのが本音です。
再びGユーザー
SIGMAのdpシリーズみたいにシリーズ化して、ホロゴン15mm(Rだと周辺減光がさらに悪化しそうだから低画素モデル?)と等倍マクロokな90mm STFとか用意してもらえたら私含め一部の固定層が飛びつきそうです
なんにせよRXシリーズの継続はありがたい
ダイビング用のrx100m5a後継機にも期待できます