キヤノン EF-S17-55mm F2.8 ISはボケ味がウィークポイント

photozoneにキヤノン EF-S17-55mm F2.8 ISの15MP機(EOS 50D)によるレビュー(再テスト)が掲載されています。

Canon EF-S 17-55mm f/2,8 USM IS - Retest @ 15mp / Review

  • 歪曲はワイド端で2%で比較的目立つが、このクラスのレンズでは平均的
  • 周辺光量落ちは、開放ではズーム全域で1EV前後、ピークは17mmで1.5EVでとても目立つが、F4以上に絞ればまずまず良好
  • 中央の解像力はズーム全域で素晴らしい値で、周辺と四隅も大きな欠点はない。35mmと50mmの開放は若干甘くなるが、それでも完璧に使えるレベル
  • 色収差は1px前後で穏やか。等倍に拡大すれば見えるがプリントでは問題ない
  • ボケはコントラストが高い部分ではきわめてうるさく、ハイライトのボケがリング状になる。これは、F4まで絞っても改善しない
  • 高価なレンズだが、キヤノンの他の標準ズームより明らかにレベルアップしている

 

解像力はズーム全域で良好で、光学性能(Optical Quality)の点数は星4つとかなり高い評価を受けていますが、ボケ味は少し硬い感じであまりよくないようですね。

このレンズはタムロン17-50mm F2.8あたりと比べると、IS付きとはいえかなり大きく重いので、もう少しコンパクトにして欲しいと思います。