シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSMはライバルと比べて一長一短の性能

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Sigma 18-125 mm f/3.8-5.6 DC OS HSM - lens review

  • 手ブレ補正は実測で2.5段~3段分で、このクラスの標準的な値だが悪くはない
  • 中央部の解像力はズーム全域で非常に優秀だが、ニコンの18-105mm VRには及ばない。
  • 周辺部の解像力は18-70mmでは良好な値でライバルよりも優秀。望遠側の落ち込みが少ないのが有利なポイント。四隅の解像力は絞り開放では甘い
  • 色収差はライバルよりも若干大きな値。コマ収差もよく補正されている
  • 歪曲は18mmが最も大きく-4.25%のタル型だが、このクラスのレンズでは最も優秀
  • 周辺光量落ちは、広角端で37%(-1.34EV)でこのクラスでベスト
  • 逆光耐性はシグマは特にアピールしていないが、このレンズはこのカテゴリの中で最高の性能
  • AFは静かで高速、かつ正確
  • 光学性能はライバルよりもよい部分もあり悪い部分もある。ニコンの18-135mmよりは優れているが、ソニーの16-105mmと比べると引き分け

 

標準ズームと高倍率ズームの狭間であまり目立たないレンズですが、解像力はピークで40lpmm(基準値は30lpmm)に達していてテストの結果はかなり優秀のようです。ソニーの16-105mmと引き分けというのも価格の違いを考えると健闘していると言ってよさそうですね。

ただ、実際にサンプルを見ると、広角端でもMTFから想像するほどのキレ味はないようで、"可もなく不可もなく"といった印象です。