ペンタックスK-5の高感度はK-7と比べて2段分のアドバンテージ

FALK LUMOに、ペンタックスK-5のプレビューが掲載されています。

Pentax K-5 Hands-on preview

  • K-7でISO1600まで使えていたなら、K-5のオートISOでは躊躇なくISO6400まで感度を上げることができる。いくらかのノイズはみえるが、ノイズリダクションによって上手く処理されている。厳密なテストはしていないが、ISO6400ではK-7よりも、およそ2段分のアドバンテージがあるかもしれない。低感度ではK-7との差は小さくなる。K-5の高感度は、このクラスでベストの範疇。
  • K-5のAFモジュールはK-7と似ているが、より大きなAFレンズと敏感なAFセンサーが採用されている。AF性能は、18-55mmのキットレンズとの組み合わせでは卓越したものだったが、持参したDA★16-50mm F2.8 SDMでK-7とK-5を比較したところ、レンズモーターの制約なのか、違いはわからなかった。
  • コントラストAFは刷新されており、シャッターを押すとピントを合わせる部分が拡大し、合焦後に元の倍率に戻る。この一連の動作はおよそ1秒だ。コントラストAFでコンティニュアスAFも可能だが、この動作は、ピントを合わせ直すのに4秒くらいかかり芳しくない結果。コントラストAFは動画撮影に十分使うことができる速さだが、バージョン0.3のファームではその機能は見当たらない。K-5はペンタックス機で最初のコントラストAFが実用的なカメラだ。

 

超高感度ではK-5とK-7は約2段分の違いがあるということで、やはりK-5はとても高感度に強くなっているようですね。位相差AFは以前のレビューにあった通り高速化されているようですが、レンズに依存するようなので、装着するレンズの種類によってはK-7とあまり変わらないのかもしれません。

コントラストAFはこれまでと比べて相当に速くなっているようで、コントラストAFに最適化されているマイクロフォーサーズを除けば、デジタル一眼ではK-5が最速クラスかもしれませんね。

[追記] 録画中のAFに関する記述で誤りがありました。正しくは、「現在のファームでは録画中のAFはできず、メニューにも設定はない」です。