富士フイルムがFinePix X100に関するQ&Aを公開

富士フイルムが海外の公式サイトで、FinePix X100に関する24項目ものQ&Aを公開しています。

What's New

  • Q:"Made in Japan"の文字はカメラの背面のままなのかそれとも底面に移動するのか?
    A:カメラの背面のままで、エッチング処理される。
  • Q:X100のブラックモデルは発売されるのか?
    A:具体的な計画はないが、多くの人がそのようなオプションを望んでいることは承知している。
  • Q:X100はどのような電池を使うのか?
    A:NP-95リチウムイオン電池を使用する。この電池はReal 3D W1を含む、他の多くのFinePixとも互換性がある。
  • Q:X100は革張りの仕上げになるのか、それとも革のような仕上げ(人工皮革)になるのか?
    A:革よりもより実用的で耐摩耗性のある人工皮革になる。
  • Q:X100はどうしてレンズ交換式ではないのか?
    A:画質がX100の最重要課題で、このことが光路とセンサー位置の完全な最適化が保証されるレンズ固定式を選択した理由だ。また、デザイナーはこのカメラのサイズを小さく維持しいと考えている。レンズ交換式やズームの採用は大きさを増し、X100のコンセプトを損なう。
  • Q:X100に手ブレ補正は搭載されるのか?
    A:X100はF2の大口径レンズを採用しているので、手ブレ補正がなくても暗所での手持ち撮影はなお可能だ。
  • Q:X100にフィルター装着用のネジ山はあるのか?
    A:オプションのアダプターリングを使って、49mmのフィルターを装着することができる。このアダプターはレンズの周囲を覆っている金属部分を取り外して、アダプターをねじ込むことで装着できる。レンズフードも同様の方法で装着可能。フィルターは、サードパーティー製の一般的なものを使用できる。
  • Q:なぜセンサーはフルサイズではないのか?
    A:設計者の最初のX100のコンセプトに忠実にしたいということから(APS-Cに)決定した。フルサイズセンサーを使うと大幅にサイズが大きくなるが、APS-Cだとサイズと画質のバランスがベストになる。
  • Q:X100のISO感度の設定範囲は?
    A:標準の設定でISOレンジは200から6400を計画しているが、ISO100とISO12800の拡張モードを含んでいる。高感度と大口径レンズは、フラッシュや三脚なしに暗所での撮影を可能にするだろう。
  • Q:なぜEXRセンサーを採用しなかったのか?
    A:EXRセンサーは、小型センサーが要求されるロングズームを採用したコンパクトカメラのために設計されたセンサーだからだ。設計者は最良の画質が得られるようにAPS-Cを選択した。大きなセンサーは、フジノンレンズに完璧にマッチするだろう。
  • Q:ファインダーの中にAFポイントは表示されるのだろうか?
    A:表示される。AFポイントはユーザーが選択することもできるので、フォーカスロックを使用しなくても、中央以外の被写体に容易にピントを合わせられる。
  • Q:X100はレンジファインダーカメラなのか?
    A:X100はレンジファインダー機では無いことに注意して欲しい。
  • Q:動画に関する仕様はどうなっているのか?
    A:1280×720ピクセル、24コマ/秒のHD動画で、音声はステレオ。録画中は絞り優先AEが使用可能。
  • Q:X100に無線で遠隔操作する機能は搭載されているか?
    A:搭載されない。シャッターボタンにはネジ穴があるので、機械的なレリーズを使用できる。
  • Q:電源のOFFにしたときに現在の設定を維持できるのか?
    A:維持される。これは普通に写真を撮るよりも、特殊な用途でカメラを使いたいユーザーに便利な機能だ。一部のカメラは電源ONでデフォルトの設定に戻るのに対し、X100では最後の設定が維持されるので、ユーザーは露出モード、測光パターン、ホワイトバランスなどを含む機能を必要に応じて調整しておくことができる。
  • Q:上面のシャッターダイヤルは1/4秒までのシャッターだが、それよりも遅い速度を手動で設定できるのか?
    A:ユーザーが"T"を選択すると、1/4よりも遅いシャッタースピード(1/2秒から30秒)を1/3EVのステップで選択することができる。
  • Q:背面の液晶モニタをOFFにすることは可能か?
    A:OFFにすることができる。
  • Q:シャッターラグの長さはどのくらいか?
    A:シャッターボタンが押されてから写真が実際に撮影されるまでの正確な時間は、まだ最終的に決定していないが、0.01秒前後になると予想されている。これは極めて速く、デジタル一眼レフに匹敵する。瞬間を切り取ろうとしている写真家は、このカメラに失望することはないだろう。
  • Q:このカメラは防塵防滴なのか?
    A:防塵防滴ではないが、レンズ固定式なので、センサーにホコリが付く可能性は極小だ。しかし、多湿の場所やホコリっぽい場所での使用では適切な対策がされるべきだ。
  • Q:フラッシュのシンクロ接点は?
    A:かなり高速なシンクロ速度になるが、正確なシンクロ速度はまだ決定していない。
  • Q:フイルムシミュレーションモードは搭載されるのか?
    A:プロビア、ベルビア、アスティアそしてモノクロ写真モードが搭載される。
  • Q:NDフィルターは使用できるのか?
    A:3段分の効果があるNDフィルターを必要なときに使用することができる。この機能はスローシャッターを切りたい場合や、絞りを開きたい場合に役に立つ。
  • Q:価格はいくらになるのか?
    A:まだ決定していない。
  • Q:どのようなアクセサリーは発売されるのか、そしてそれらはカメラと同じデザインスタイルになるのか?
    A:メタルフードが同梱されるだろう。加えて、プレミアムレザーケース、アダプターリング、そして交換用のバッテリーが用意される。フラッシュも発売されるだろう。

 

多くのQ&Aが公開されたことで、X100の詳細がかなり明らかになってきましたね。X100はボディの質感が高いだけでなく、フィルターが装着できることやシャッターラグが短いこと、シンクロ速度が速いことなど、写真を撮る道具としても気合が入った仕様になっているようですね。後は、目玉のハイブリッドファインダーの仕様と、フジノンレンズの描写力が気になるところです。