- AFは明るい場所では極めて速く、レンズが前後しながら約0.5秒で合焦する。また、室内や暗所でも多くの場合は適切にピントが合う。JPEGファイルが保存されるまでは約0.5秒で、ファイルの記録中も次の撮影は可能。RAWモードでも動作はとても速く、記録は約1秒。
- 連写はRAWで4コマ/秒(ノイズリダクション使用時は3コマ/秒)で、連写後に次の写真が撮影可能になるまでに記録に5秒以上かかる。これはエントリーレベルの一眼レフと比べても良好な性能。JPEGでも連写は4コマ/秒だが、制限無く撮影することができる。
- 大きなセンサーによる画質は素晴らしい。ノイズはISO1600までは問題はなく、そしてISO3200でさえも良好で、一眼レフのエントリー機と互角。色収差は非常によく補正されており、色ズレは高コントラストの場面以外では目立たない。
- 不満なのはレンズの明るさがF2.5と若干暗いことで、一眼レフ用の28mmではF1.8が典型的でF2.8が廉価版だ。とは言うものの、近しいライバルであるライカX1やシグマDP1sのレンズよりも明るい。
- このユニットを買うなら529.99ユーロ/599ドルの出費が必要で、これは例えばニコンやキヤノンの28mmよりも大幅に高い。このユニットはAPS-Cの換算28mmレンズとしては明らかに高価。
- 価格の問題は別にして、A12 28mmはリコーGXRのベストのカメラユニットだ。結局のところ、貴方がこのユニットをどう見るかによる。例えば、潜在的なライカX1の購入者は、同等の画質で半値で買えるGXR+A12ユニットを魅力的に思うかもしれない。
サンプルを見る限りでは、A12 28mmは周辺部まできちんと解像していて、とても素晴らしいレンズですね。このユニットがGXR発売時に同時に発売されていれば、GXRシステムはもう少しスタートダッシュが利いたかもしれませんね。
TT
良いレンズユニットですね。
GRDユーザーとしては、非常に気になります。
このユニットをベースにしたGRD4に期待しているので、購入に躊躇しています。
COLE
画質、使い勝手に関しては異論ないです。
ミラーのためのバックフォーカスの長さが不要なミラーレス機は、短焦点こそ長所を発揮できると思います。
ただ、このレビューアーは他社の28mmレンズとの明るさ、価格の比較の部分は、フルサイズ用の28mmと比較していませんかね?APS-C用の換算28mm、つまりこのユニットの実際の焦点距離である18mmクラスではなくて。
明るさにおいて、Sigmaの20mmはF1.8ですが、ペンタックスのDA21mm LimitedがF3.2、他も20mmだとF2.8で、とても
> F1.8が典型的でF2.8が廉価版だ。
とは言えません。
価格もDA21mm LimitedやSigma 20mmと比べれば大幅に高いと言えなくもないですが、ニコンやキヤノンの20mm F2.8と比べればちょっと高いだけですし、
> ニコンやキヤノンの28mmよりも大幅に高い。
いや、それらのレンズで28mmの画角で撮ろうと思ったらフルサイズのボディが必要でものすごく高いですよ、と突っ込みたくなりました。
愛ラブゆう
A12 28mm F2.5ユニットは発売日前日に購入しました、角型フードがかっこよくGXRには殆どA12 28mm F2.5を付けて持ち出しています。
GXRは昨年の発売日に梅田のヨドバシカメラで同時発売の2個のカメラユニットと予約して買いましたが、最近は価格も大分下がってきたので高い買い物でした、A12 50mm F2.5は当初フォーカスも遅く標準画角の50mmは案外使いにくいので、エントリークラスのデジタル一眼よりかなり高いカメラなのに評価が低かったようなので、最初にA12 28mm F2.5が出ていたらもっと評価も良かったのにと思います。
28mmと50mmはGXR、35mmはライカのX1と振り分けてますが、35mmには富士のX100が加わるので、GXRにも35mmユニットが出たら面白そうです。
clou
「このユニットがGXR発売時に同時に発売されていれば、GXRシステムはもう少しスタートダッシュが利いたかもしれませんね」と言われるとおりですね。
今頃になってこのセットの購入検討を開始していますが、すでにE-P1+G14mmを実用にしている身としては、簡単にはシステム変更はできない・・・
ハル
オリPL-1にパナ14ミリを付けて人物スナップをメインに使っています。
今回予約はしたのですが・・・顔認識モードがありませんよね。
ファームアップで顔認識+顔に露出を自動で合わせる事は出来ないんでしょうか?
D7000なんかでも顔認識が付いているのですから、今ひとつ練り上げて欲しかった感があります。
まあ、実物が来ていないので、使い勝手についてはまだコメント出来ませんが・・正直顔認識が付いているライカX1と随分悩みましたよ。
ユニット交換という発展性のあるリコーに期待して、こちらに決めました。
FT625D
リコーは何故この28mmユニットを最初に出さなかったのでしょうか・・?
何故28mmよりもあの50mmを最初に出したのか不思議でなりません。
絶対に28mmの方が売れたと思うのですが。
開発が遅れた等とは到底思えませんし。
勿論リコーにはリコーなりの理由があるはずだとは思うのですが。
売れる28mmよりも売れない50mmを出した?訳は・・。
それは何なのでしょうか?
リコーとしての見解(記事等)があればぜひ聞いて(見て)みたいです。
樽出し原酒
> FT625D
そんなに疑問に思うことでもないような気がしますが。
50mmより28mmの方が売れるというのは、それほど自明ではないし、あなたが思い込んでいるほど常識でもありません。特にシステム開発時には予想することが難しいということでしょう。
また、GRDの存在が影響もしていますね。
GXR発売当初のデジカメWatch等WEBマガジンやカメラ雑誌でのインタビューなどでは
・最初は標準レンズということで50mm相当を用意した。
・28mm相当はGR DEGITALと被る(ので出さなかったというニュアンス)。
という説明だったと思います。
で、やはり28mm相当の要望が多いので、後から開発決定と。これも28mmユニット開発表明時に、「要望が多いので」という説明を、やはりデジカメWatchだかのインタビューで見ました。
鳥
最初に売るのに28mmが良かったか50mmが良かったのかはともかく、リコーって売れるための戦略がかなり下手というか、考えてないように思えます。
売ろうという気なら最低限いくつかユニットを揃えて、AFの性能ももうちょっと煮詰めてからにしたほうが良かったでしょうね。
こういう今までにないタイプの商品の評価というのは、発売して数ヶ月でほとんど決まってしまい、スタートで失敗すると、逆宣伝となってしまって、その後どんなに製品の質を挽回しても、もう劇的には売れません。
メディアで大きくとりあげ、紹介してくれる期間というのは発売後まもない時期だけですからね。
IMGx
28mm気になりますけど、自分としてはマウントユニット等々今後のGXR自体の先行きを左右する情報が漏れ聞こえてくると、投資に躊躇してしまいます。。。
RICOHの仕事の質には満足しているのですが、何についてもいかんせんあまりに遅すぎるのが勿体ない…
a
>このユニットをベースにしたGRD4に期待しているので、購入に躊躇しています。
GRD4がこの仕様を踏襲するとすれば大変魅力的です。
リコーがユーザーの意見をよく聞く会社だと思っていなかったのですが、このユニットの発売が要望からとのことらしいので、是非とも考えていただきたいですね。(手ぶれ補正も!)
YEEL
マイクロ4/3のローンチ時には14-45mmと45-200mmだけだったと思います。NEXは18-55mmと16mmだけだったと思います。それぞれ親マウントのアダプタがあったとはいえ、両者ともそこそこ良いスタートダッシュだったようなので、レンズラインナップの「量」はあまり関係ないのかなと思います。
GXRは、やはり、初出時の高価格、撮像素子込みのレンズユニットの将来性への不安、レンズ交換式=ラージサイズ素子という図式が一般的だったにも関わらず標準ズームレンズとしてコンデジS10 24-72mmユニットを出してしまったこと(← レンズ交換式でなんでコンデジ? だったらGX300でいいよ、と思いましたよね、やっぱり)が、スタートで出遅れた原因なのかなと思っています。
私は早い段階でGXR+50mmを買い、今もメイン機材の一つとして使っていて、撮像素子込みのレンズユニットのメリットも享受してはいますが、ソニーから評判の良いAPSC1600万画素が出て、GXRのAPSCレンズユニットは今後どうなるのかなと思ってしまいます。撮像素子込みのレンズユニットというコンセプトは、おそらく、今後も広く受け入れられることはないだろうなとも感じています。
あと、GRD3のサイズにAPSCユニットを組み込むことは不可能でしょうね、おそらく。GR28mmユニットのサイズを見ても、最低でもDP2のサイズになってしまうのではないでしょうか。DP2サイズのGRD4は、果たして「GRD」なのか。。。違うだろうと思います。「GRDがAPSCだったらなぁ」と夢想していたユーザーへのリコーのレスポンスが、GXR+GR28mmなのだと思いますよ。
FT625D
私だけが最初に何故28mmをと疑問に思うのならですが、こちらにもブログ主さんも含めて何人もそう思ってられる方がいらっしゃったので思わず書いてしまいました。
28mmはGRDとかぶるからということですが。
スナップシューターのGRDとデカイGXR(スナップシュータとは思えない)は同じ28mmでもかぶらないのでは・・と思っていますが。
幾ら画質が良くてもスナップシューターとしてはデカイんじゃないのかなあと。
リコーはそう思ってなかったようで。
to
DPサイズを実現できるならそれはGXRより1クラス小さく軽くできるということですし、
GXR+GR28mmがAPS-C版GRDと受け入れられることはGX300同様ないと思います。
はうら
最初から28mmを出していればと仰っているかたがいらっしゃいますが、むしろ
(リコー的に)本命の28mmでこけるわけにいかないので、50mmで様子を見てユーザーの意見や不満を聞いて、最高の28mmを出すことができた。
と、私は解釈しておりますが・・・。
個人的には28mmは広すぎてちょっと使いづらかったりしますがw(画質は文句なしですよ)
TT
>リコーがユーザーの意見をよく聞く会社だと思っていなかった
初代GRDを購入した直後、リコーの商品開発部の方(GRDブログのふーさん)から、購入動機や使用状況、併用機種や改善要望など、インタビューを受けました。
当時は、Webで登録したユーザーを無作為に抽出して戸別訪問し、次機種の開発の参考にしたいと仰っていました。
ユーザー重視の姿勢は、今でも変わらないと思います。
>DPサイズを実現できるならそれはGXRより1クラス小さく軽く
そう、GXRの大きさなら、一眼レフを持ち出します。
GXR+A12-28を店頭で試した限りでは、DPと比較するとかなりレスポンスが良いので、スナップシューターとして使えそうな感じです。
だからこそ、レンズ一体のGRD4に期待してるんですよ。
YEEL
DPサイズになるとしてもGRD4にAPSCを期待している方がおられて驚きました。いろいろな意見があるなぁと。「DPサイズのGRD4はGRDではない」と考える私は異端なのかな。
GRDにAPSCを望むユーザーの声があったにもかかわらず、リコーはサイズやハンドリング面からGRD3にAPSCを採用せず、GXRを展開したわけで、この辺りの経緯は皆さんもご存じの通り。
GXRは「GRDにAPSCを」という声に応えたプロダクトなわけですが、多くのユーザーに受け入れられたわけではないので、ユーザーの「GXRはいらない。DPサイズでもいいからAPSC-GRD4を!」という声が高まれば、リコーも考えを変えるかもしれませんね。ただ、フィルムのGR1からの続く「サイズ」という伝統を打ち破るだけの声が集まるかどうか。。。。。GRDサイズのAPSC機は不可能でしょうが、GRDとは別のシリーズとして、DPサイズのAPSC-GR28mm一体機、APSC-GR50mm一体機、、、、、というようなシリーズが生まれるなら、大歓迎。むしろ GXRよりもAPSC一体機シリーズの方が広く受け入れられたかもと思います(←私はGXRユーザーだけれども、そう思う)。
それにしても、GXRのサイズでさえ、「GXRはスナップには大きすぎる」「GXRなら一眼レフを持ち出す」というご意見が寄せられるんですね。私はGXRで十分小さいと思っていました(135 DSLRやM型を併用しているからかもしれないけれど)。DP1も買って使ったことがありますが、実際に使ってみるとサイズや重さはGXR28mmもDP1も似たようなもので、グリップのおかげでGXR28mmも軽快に使えますよ。DPサイズのGRDが出るとしても先だろうし、とりあえず、GXR28mmを買ってみてはいかがでしょうか? DSLRよりも小さく軽いですし、GXR28mmはほどほど感のある良いレンズなので。起動が遅い、ゴーストが出やすい、DNGのカラーバランスがなんか変かも???という欠点を受忍する必要がありますけれども、運用でカバーできますから。ただ、正直に言うと、ボケと高感度の低ノイズに魅力を感じないのであれば、GRD3でもいいかも。実際、較べてみましたが、前述の2点以外は、それほどの差は感じなかったので。GXR28mmのおかげでGRD3のサイズと画質のバランスの高さを再発見しました。
tedejamaica
GXR28mmがある以上、競合するかたちでのGRD4発売はないでしょう。
それにGRD3の発売当初、わずかにサイズアップしただけでも否定的な意見が見られましたし、GRDは今の路線のままでいいのではないでしょうか。
「GXRなら一眼を持ち出す」という意見もあるようですが、私の場合はGXRをいつもかばんに入れています。
一眼レフの大きさで常に携行はありえないです。
マイクロフォーサーズやNEXもサイズ的にはOKですが、使い勝手、レンズ性能など自分がいいと思えるのはGXRでした。
to
>DPサイズのAPSC-GR28mm一体機、APSC-GR50mm一体機
>、、、、、というようなシリーズが生まれるなら、大歓迎。
>むしろ GXRよりもAPSC一体機シリーズの方が広く受け入れられたかもと思います
まったくもって同意します、そして現状は個人的に残念です。
Kazemakase
>>DPサイズのAPSC-GR28mm一体機、APSC-GR50mm一体機
>>、、、、、というようなシリーズが生まれるなら、大歓迎。
>>むしろ GXRよりもAPSC一体機シリーズの方が広く受け入れられたかもと思います
>まったくもって同意します、そして現状は個人的に残念です。
うーん、そうですかねぇ。
だったら、28mm付きGXRと50mm付きGXRの2台を買えばすむのでは?
これらのカメラユニットはレンズとセンサーが最適化されているのですから。
私はもう1台ボディを本気で考えていますよ。
また、どう考えてもA12 GR 50mm+APS-Cが胸ポケットに入れる大きさにするのは難しいのでは?
もっと小さいカメラをという気持ちはわかりますが、ご希望のコンセプトそのものがGXRのコンセプトのように思えます。
それにGXRはそれほど大きいカメラではないと思います。
私はビジネスバッグにそのまま入れていますし、スペースの無いときは分割して押し込みます。ボディキャップも後レンズキャップも入りません。
冬期は上着やコートでも同じような手が使えます。
ワンアクション必要ですが、1キロ超の一眼レフを持ち歩くより・・・。
夏用にP10, S10, 28mmを挿せるような上質な革のベルトケースがあるといいんだがなあ。
さて、来年はどのような宇ニットが出てくるのだろうか?
Kazemakase
> さて、来年はどのような宇ニットが出てくるのだろうか?
”宇ニット”は"ユニット"の間違いです。
それはともかく調べて見たら、リコーからは今年のフォトキナでAPS-Cの広角系ズームとマウントユニットを予告していました。
前者はS10と被るところが多いなぁ。
問題は後者で「手持ちのレンズを活用出来る」という意見を入れて開発と言うことですから、ライカレンズということでしょうかね。
自分でレスをつけてしまいました。(^ ^;
Y
そもそも一体型に近い構造のGXRが本当にユニット式ではなくDPやX100のように普通の一体型としてだしたとして、現在のGXRよりどれくらい小型化できるのか、それが疑問です。
DP1とは高さ1CMの差がある以外はほぼ同寸ですし(28mmと比べて)、シグマのセンサーは若干小さいことを考えてもサイズは大して変わらずに交換できるというメリットだけなくなるのでは?
どちらにしてもGRDのサイズからの多少の大型化程度では多分ポケットサイズにするのは無理でしょう。
ポケットに入らないなら現在のDPでもGXRでも同じですし、あの大きさで持ちやすさ的にはちょうどいいとも言えますし。
性能と大きさの妥協点は現状このあたりが限界だと思います。
レンズ性能がGRのように高くないのであれば、SONYなんかがNEXの一体型のようなものを出せばより小型化できるかもしれませんが。