リコーGR LENS A12 28mm F2.5は価格は高いがGXRのベストのカメラユニット

PHOTOGRAPHY BLOGに、リコーGXR用のA12 28mm F2.8ユニットのレビューが掲載されています。

Ricoh GXR A12 28mm Review

  • AFは明るい場所では極めて速く、レンズが前後しながら約0.5秒で合焦する。また、室内や暗所でも多くの場合は適切にピントが合う。JPEGファイルが保存されるまでは約0.5秒で、ファイルの記録中も次の撮影は可能。RAWモードでも動作はとても速く、記録は約1秒。
  • 連写はRAWで4コマ/秒(ノイズリダクション使用時は3コマ/秒)で、連写後に次の写真が撮影可能になるまでに記録に5秒以上かかる。これはエントリーレベルの一眼レフと比べても良好な性能。JPEGでも連写は4コマ/秒だが、制限無く撮影することができる。
  • 大きなセンサーによる画質は素晴らしい。ノイズはISO1600までは問題はなく、そしてISO3200でさえも良好で、一眼レフのエントリー機と互角。色収差は非常によく補正されており、色ズレは高コントラストの場面以外では目立たない。
  • 不満なのはレンズの明るさがF2.5と若干暗いことで、一眼レフ用の28mmではF1.8が典型的でF2.8が廉価版だ。とは言うものの、近しいライバルであるライカX1やシグマDP1sのレンズよりも明るい。
  • このユニットを買うなら529.99ユーロ/599ドルの出費が必要で、これは例えばニコンやキヤノンの28mmよりも大幅に高い。このユニットはAPS-Cの換算28mmレンズとしては明らかに高価。
  • 価格の問題は別にして、A12 28mmはリコーGXRのベストのカメラユニットだ。結局のところ、貴方がこのユニットをどう見るかによる。例えば、潜在的なライカX1の購入者は、同等の画質で半値で買えるGXR+A12ユニットを魅力的に思うかもしれない。

 

サンプルを見る限りでは、A12 28mmは周辺部まできちんと解像していて、とても素晴らしいレンズですね。このユニットがGXR発売時に同時に発売されていれば、GXRシステムはもう少しスタートダッシュが利いたかもしれませんね。