ソニーが光導波路を使ってセンサーの高感度性能を改善する特許を出願中

エンジニアの嗜みで、ソニーのイメージセンサーの高感度性能を改善するための特許が紹介されています。

・Sony 光導波路を撮像素子に採用することで高感度性能を強化した特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • ソニーがイメージセンサーの高感度性能を改良した技術に関する特許を出願中。光導波路(ひかりどうはろ)構造を画素に組み込み、光をフォトダイオードへ確実に受光させることで実現。
  • 裏面照射型のイメージャーは、混色が発生して解像度が大幅に低下してしまう現象が顕著らしい。Sonyの今回のパテントであれば混色の可能性は低い筈。
  • 光導波路構造を使ったからといって(光がフォトダイオードに到達する)効率が100%になるわけではないが、現状より飛躍的に向上することは間違いない。Sonyの特許は、感度を改善するだけでなく、画質低下の問題をも軽減してしまう、夢のような技術。

 

先日のセンサー上でダイナミックレンジを拡大する特許も興味深い内容でしたが、この記事にある光導波路構造を使って高感度性能をアップさせる技術もとても興味深いものですね。高感度性能の向上だけなく、裏面照射型センサーの画質が改善されるかもしれないという点にも注目したいところです。

数年後には、これらの技術を使ったセンサーが製品化されて、デジカメの高感度性能やダイナミックレンジが飛躍的に進歩しているかもしれませんね。