ニコンAF-S DX Micro NIKKOR 40mm F2.8は卓越したコストパフォーマンス

ePHOTOzineに、ニコンAF-S DX Micro NIKKOR 40mm F2.8Gのレビューが掲載されています。

Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8 Lens Review

  • 重さはわずか235グラムで、現行のニコンのマクロレンズの中では最も小型軽量。カメラバックの隅に入れておくのにうってつけのレンズだ。
  • ハイクオリティなプラスチック製の鏡筒(マウントは金属製)は、上質な感触。フォーカスリングは軽めで、ピント合わせはしやすい。AFは超音波モーターが採用されているが、AF速度は、他のニコンのマクロレンズと比較しても極めて遅い。フィルター枠は回転しないので、偏光フィルターの使用は容易。
  • 中央は開放から既に素晴らしい解像力(Excellent)で、四隅は良好な解像力(good)。F8まで絞ると画質は向上し、画面全域でずば抜けた解像力(outstanding)になる。これ以上絞ると回折の影響で解像力が低下するが、F16までは良好(good)な解像力を維持している。
  • 色収差は周辺部でピークのF16で0.74ピクセルで、低いレベルを維持しており、大きなプリントでも全く問題はないはずだ。
  • 周辺光量落ちは、開放でわずか1.07EVで非常によく補整されており、F5.6まで絞ると見た目は均一になる。
  • 歪曲は0.253%のとてもわずかなタル型で、大部分の状況で目立たないはずだ。歪曲の形は、画面全域で一貫しているので、後処理での補整は容易。
  • 光源を画面に入れても、めったにフレアは発生しない。また、ピントを無限遠にすると、前玉は鏡筒の奥まったところに位置するため、フレアやコントラスト低下を引き起こす余計な光を非常によく抑えてくれる。
  • このレンズを気に入らない理由があるだろうか? このレンズは小型軽量で、素晴らしい解像力とコントラストを持ち、歪曲、周辺光量落ち、色収差も少ない。価格は250ポンドで素晴らしいコストパフォーマンスだ。
  • 良い点: 素晴らしい解像力、良好な造り、卓越したコストパフォーマンス、軽量コンパクト。
  • 悪い点: フォーカスリミッタースイッチが無い。(※レビュアーの勘違いのようです)

 

小型軽量で安価なレンズにもかかわらず、光学性能は非常に優秀で、とても魅力的なレンズに仕上がっているという印象です。この重さなら常時持ち歩いてもそれほど負担にならないので、稼働率が上がりそうですね。