富士フイルムX-Pro1とNEX-7、EOS 7Dの感度別の画質の比較記事が掲載

CAMERA LABSに、富士フイルムX-Pro1とNEX-7、EOS 7Dとの感度別の画質の比較記事が掲載されています。

Fujifilm X-Pro 1 vs Sony NEX-7 vs Canon EOS 7D noise

  • 撮影はベストのクオリティのJPEGで行った。レンズはX-Pro1はXF18mm F2、NEX-7は18-55mm OSS、7DがEF-S18-85 F3.5-5.6 IS(※15-85の間違いのようです)を使用し、ズームは18mmにセットした。
  • X-Pro1の拡張感度のISO100は、ベースとなるISO200よりもコントラストが若干強いが、ISO200よりもノイズが少ないともディテールが豊富とも言えない。
  • X-Pro1の新型のX-Trans CMOSセンサーは、ISO400とISO800で判断するなら極めて良好な結果だ。ISO200から800ではノイズの変化は全く気にならず、ISO1600になって初めてノイズが見えてくる。
  • ISO3200ではノイズが多くなるが、自然で整った画質で、これがX-Transセンサーのカラーフィルター配列のアドバンテージの1つかもしれない。ISO6400はノイズが多いが、それでもまずまずクリーンな画質だ。
  • NEX-7の24MPセンサーは最低感度ではよりディテールが豊富で、高画素化によるノイズの増加もほとんど見られない。ISO800以上では画質の低下が見られ、NEX-7の画質は素晴らしいものではあるが、X-Pro1が明らかに優勢になる。
  • 7Dは若干ソフトで、低感度でもX-Pro1よりもノイズが見られる。高感度になるに従って差は広がり、ISO1600ではX-Pro1はとてもクリーンだが、7Dはかなりノイズが多くなる。7Dの従来型の18MPセンサーよりも、X-Pro1のセンサーは高感度では顕著に優秀な性能だ。

 

レビューでは同じ焦点距離の単焦点レンズが入手できなかったとのことで、サンプルはX-Pro1だけ単焦点で、NEX-7と7Dはキットズームを使用しているので、ノイズ以外(解像力など)は参考程度に見ておいたほうがよさそうです。

X-Pro1はISO800までは実にクリーンな画像で、ISO1600とISO3200も若干ノイズが増える程度で高感度はとても優秀ですね。高感度に関しては、NEX-7と7Dに対して明らかにアドバンテージがあるようです。ただ、等倍での比較なので、同サイズにリサイズして比較すれば、また異なる印象になるかもしれませんね。

なお、元記事に野外での画質の比較と、X-Pro1のサンプルも掲載されているので、興味のある方は参照してみてください。