ツァイスが極めて高性能な新しいレンズシリーズの開発を発表

ツァイスが公式ブログで、フルサイズ一眼レフ用の新しいレンズシリーズに関する質疑応答を掲載しています。

New dimension of full-frame imaging

  • カールツァイスはフォトキナ2012で、極めてパワフルな新次元のフルサイズ一眼レフ用のレンズの予告をしている。カールツァイスのプロタクト&プログラムマネージャーであるDr. Michael Pollmannが、質疑応答でこのレンズシリーズの詳細について述べている。
  • (ハイエンド一眼レフレンズファミリーは何を意味するのか?) フルサイズ一眼レフ用のMFレンズ群だ。このレンズシリーズは、要求の厳しいユーザーのために妥協のない画質を提供するもので、D800のような30MPを超える高画素機に申し分ないものだ。
  • (このレンズは単体なのかシリーズ化されるのか?) このレンズはZEやZF.2とは独立した独自のシリーズになる。
  • (レンズの焦点距離は?) 現在、3本の単焦点レンズを開発しており、更なるレンズも計画中だが、現時点ではまだ明らかにできない。
  • (レンズの価格は?) これまでのZEやZF.2のレンズよりも素材や構造の点でより厳しい要求に応えるために、価格は高くなる。3000ユーロ前後を予想している。
  • (どのマウントが発売されるのか?) EFマウント用とFマウント用が発売されるだろう。
  • (妥協が無い画質とはどのような意味か?) 新しいレンズ群は、絞り開放でさえ、四隅を含む画面全域で極めて高い画質を達成するだろう。同時に色収差も極めて少ない。
  • (55mm F1.4は標準レンズにもかかわらずなぜDistagonタイプなのか?) 高性能が要求されるため、新しいアプローチを探求している。新シリーズのレンズでは、ベストの画質を目指しているので、55mm F1.4をDistagonにすることを決めた。このレンズは妥協のない性能のために少し大きく重くなる。
  • (最初の製品が発売されるのはいつになるのか?) 2013年の秋が予想されている。

 

ツァイスは2週間ほど前に、フルサイズ一眼レフ用の高性能レンズDistagon 55mm F1.4の開発を発表していますが、このレンズと同じシリーズのいくつかのレンズが登場するようです。

新シリーズでは、開放から四隅まで高解像力のレンズになるということなので、どのような描写を見せてくれるのか今から楽しみです。ただ、価格は3000ユーロということなので、アマチュアが気軽に購入できるレンズにはなりそうもありませんね。