シグマ35mm F1.4 DG HSMはライバルを凌ぐ解像力

lensrantals に、シグマ35mm F1.4 DG HSM のレビューが掲載されています。

Sigma 35mm f/1.4 Arrives. Announces New World Order.

  • 造りはしっかりとしており、キヤノンやニコンの35mmよりもツァイスの35mmにずっと近い感じだ。キヤノンやニコンよりも重いが、ツァイスよりも軽い。フォーカスリングはスムーズで正確だが、少し重い。問題はない重さだが、指先で回すことはできない。
  • AFはまずまず速く、キヤノンの35mmと互角だ。私にとってより重要なことは、多くのシグマのレンズが迷い始める暗さでも、AF精度も良好だということだ。
  • 解像力テストも行なった。ご存知の通り、私は1つの個体だけをテストをするのを嫌っているが、テストするレンズが無いよりはましなので、今持っている1本をテストした。来週1ダースの同じレンズをテストしてデータを追加する予定だ。従って、公平を期するために、キヤノンEF35mm F1.4も手持ちのレンズの平均とテストした100本のうちのベストで比較しようと思う。 
 MTF シグマ35mm EF35mm(平均) EF35mm(ベスト)
 MTF50 ピーク  775 650 700
 MTF50 平均  665 555 600
 MFT50 四隅の最低の値  445 325 370

 

  • ご覧の通り、シグマ35mm F1.4はキヤノンEF35mm F1.4のベストの個体と比べて、中央で少し、周辺部で明らかに上回っている。 ニコンの35mm F1.4もキヤノンとほとんど同じ値だ。
  • シグマはF2に絞ると(上から)900/770/560、F2.8では1000/870/700で、キヤノンのベストの個体はF2で840/740/520、F2.8で1000/840/740だ。
  • 歪曲もシグマの方が若干少なかった。このレンズは楽しめるレンズになると思う。

 

解像力はキヤノンのベストの個体を上回っていて、最新のレンズだけあってかなり優秀なようですね。ニコンの35mm F1.4はキヤノンとほとんど同じということなので、現時点では解像力ではシグマがベストでしょうか。

また、レンズメーカーの大口径レンズはAF精度で苦労することが多いので、AF精度が良好というテスト結果は朗報ですね。